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「月に咲く花の如く」から考える「名刺」のはじまり|中国時代劇トリビア#25

「月に咲く花の如く」で呉聘と周瑩を結びつける役割を果たした"名刺"。

名刺の始まりには諸説ありますが、現在使われる名刺の原型となるものは中国が始まりだとも言われており、時代は紀元前2世紀の漢王朝にまでさかのぼります。訪れた場所で相手が不在の際に、姓名と身分を書いた木や竹の札を戸口に差して自分が訪問したことを知らせるために利用したり、地位のある方へ取り次ぐためのものとしても使用されたりして、その札を「刺」と呼んでいたため「名刺」という名前がついたとか。

三国時代の呉の武将・朱然の墓が1984年に発見され、副葬品には朱然の「名刺」があり、これが現存する最古の名刺とされているそうです。

「月に咲く花の如く」場面写真

Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。『台湾エンタメパラダイス』『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)にて執筆記事掲載中。

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