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連載

シネマートで今やってます。vol.4 『華麗なるリベンジ』

こんにちは、エスピーオー宣伝スタッフJです。
「シネマートで今やってます。」も早い事で4回目です。



今回はシネマート新宿・シネマート心斎橋にて絶賛公開中の『華麗なるリベンジ』を観てきました!

~あらすじ~
たたき上げで正義感の強い熱血検事ピョン・ジェウク(ファン・ジョンミン)は、取り調べ中の容疑者を死に追いやった濡れ衣を着せられ、一夜にして服役囚に転落。ある日、刑務所内で前科9犯のイケメン詐欺師ハン・チウォン(カン・ドンウォン)と出会い、彼が事件の鍵を握っていることに気付く。ジェウクが「自分に協力してくれたら出所させてやる」とチウォンに打診し二人は同盟関係を結ぶ。ジェウクが塀の中から指示を出し、チウォンが塀の外でミッションを遂行するという前代未聞のリベンジ作戦が始まった──!!


登場人物たちの「変化」が楽しい作品でした!

主人公のジェウクは長年の苦労を経て検事になったものの、「正義」のためには暴力を使うことも辞さないキャラクターなのですが、その正義感と手荒なやり方から上司・ジョンギルからも疎まれています。そのせいで濡れ衣を着せられたといっても過言ではないと思います。

ところが、刑務所に収監されてからは他の受刑者にボコボコにされようが、暴力で物事を解決しようとはせず、法律の知識によって刑務官やその他の受刑者に恩恵を与えることで、刑務所内で唯一無二の独自のポジションを作っていきます。つまり、法律の世界で暴力を使っていた人間が、暴力の世界に入れられてしまった時に法律の知識でのし上がるという、反対のことを行っているんですね。この展開には結構シビれました。

渋い


刑務所で着々と後ろ盾を作っていくこと、5年(結構長い!)。いつのまにか「先生」と刑務所の誰もが呼ぶようなポジションになっているジェウクの前に現れるのが前科9犯のイケメン詐欺師・チウォン。リベンジへのカギを持っています。ジェウクは彼に取引をもちかけ手を組むことになります。カン・ドンウォンさんが演じられているこのキャラクター、非常にチャーミング。

チャラい


詐欺師なので息を吐くようにウソをつくし、自称アメリカ出身(言うまでもなくウソ)なので、変な英語(なぜか慶尚道訛り)をチョイチョイ挟むし、大事な所で逃げ出そうとしたりするんですけど、変に人懐っいし人間味があるから憎めないんですよね~。騙すターゲットごとに千変万化していく様は見事。「作り上げた理想の人物になりきれ」という詐欺師心得も妙に心に響きます。カッコよく決めてくれる箇所ももちろんありますが、チウォンには終始笑わせられました。カン・ドンウォンさんも演じていて楽しそうでした!「ラブ・ユー」と言われたい!

この2人がバディを組んで対決するのがイ・ソンミンさん演じるジョンギル。ジェウクの元上司で、法界から政界に転身し政治家として活動をしています。表の顔は熱血政治家(まるで「ミセン-未生-」href="http://www.cinemart.co.jp/misen/">)のオ課長)しかし裏では冷酷非道な謀略家という、正義漢のジェウクと正反対な、リベンジし甲斐のあるどっしりとした悪役です。やっぱり悪役が強いと、ストーリーにも緊張感が出ますね。笑顔の時と冷酷な眼差しの時の眼のギャップ!怖かったです。

個性的な登場人物を見事に表現できているのはこのキャスト陣だからこそだと思います!

ジェウクがリベンジを通して変わっていく様、チウォンが様々な人物に化ける様、ジョンギルの表の顔から裏の顔のギャップ等々、登場人物の「変化」が非常に楽しい作品でした!リベンジの果てにある「変化」には感動があったりするかも?

塀の中から塀の外にいる詐欺師を信じるのってどんな気持ちなんでしょうか


リベンジものというと暗い印象があるかもしれませんが、本作は非常に軽快!
変に構えなくても楽しめる作品でした!
映画館の大きなスクリーンで観ちゃいましょう!

『華麗なるリベンジ』はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開中。

P.S
『華麗なるリベンジ』『プリースト 悪魔を葬るもの』2作品公開記念のキャンペーンをシネマート新宿・シネマート心斎橋で実施中!詳しくは下記サイトをチェック!サイン入りポスターがもらえちゃうかも!?

キャンペーン 映画『華麗なるリベンジ』公式サイト
11/18追記:シネマート心斎橋では『華麗なるリベンジ』×『プリースト 悪魔を葬るもの』ポストカードの配布は終了しました。

また、シネマート新宿ではサイン入りポスターの展示を行っています!
衣装も下記日程にて展示予定です!
・11/19(土)~11/23(水) ファン・ジョンミン衣装
・11/26(土)~11/30(水) カン・ドンウォン衣装
※予告なく変更する場合あります

※写真に写っている衣装はカン・ドンウォンさんのものです。




ちょこっと映ってますが、カン・ドンウォンさんのダンスシーン、はっちゃけ具合が楽しすぎました!


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監督:イ・イルヒョン
出演::ファン・ジョンミン、カン・ドンウォン、イ・ソンミン、パク・ソンウン
原題:???? 英題: A Violent Prosecutor 2016年/韓国/126分/韓国語/字幕翻訳:福留友子 
配給:ツイン
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Text:J(エスピーオー宣伝スタッフ、20代男性)
映画が好きで映画館には毎週通っています。
韓流はじめアジアドラマ歴は入社後から見始めたので約2年半。
映画館では前寄りに座るのが好き。(スクリーンが大きく感じるから)

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