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インタビュー|「蜀紅錦」ジェン・イェチョン (鄭業成)「楊静瀾役は、かなり心を込めて取り組んだ」

唐代の“蜀錦”業界を舞台に描かれる、蜀錦と織物技術を広めていった女性の真心と信念の物語「蜀紅錦~紡がれる夢~」がU-NEXTにてデジタル配信スタート。この度、本作でヒロインと助け合いながらも互いに想いを寄せていく錦官(錦城の役人)の楊静瀾ヤン・ジンランを演じたジェン・イェチョン (鄭業成)さんのインタビューを公開!


  ジエン・イエチョン2

—— 「蜀紅錦~紡がれる夢~」への出演を決めた経緯や理由を教えていただけますか?

ジェン・イェチョン まず第一に、この脚本がとても気に入ったことと、演じる役柄に魅力を感じたことが大きな理由です。それに加えて、監督や制作チームと一緒に作品を作り上げたいという強い気持ちがありました。

—— 楊静瀾という役柄について、どのように理解し、演じられたのでしょうか?

ジェン・イェチョン 実はかなり心を込めて取り組みました。楊静瀾は少年らしさにあふれた錦官でありながら、胸の内には大きな志を抱いていて、武術の腕も非常に高い人物です。表面上は飄々としていて自由奔放に見えますが、実は内面では非常に綿密に物事を考え、計画を練って行動します。このキャラクターはとても多面的で奥行きのある人物なので、その性格やさまざまな状態を表現するために、事前にしっかりと研究し、役作りに努めました。

—— 楊静瀾という役を演じるうえで、特に難しかった点や挑戦だと感じた部分はありましたか?

ジェン・イェチョン おそらく現実的な要因がありました。撮影スケジュールの関係で、常に自分のコンディションを良好に保ち、どのシーンにも万全の状態で臨む必要がありました。限られた時間の中で、できる限り完璧なパフォーマンスを発揮することを求められたのは、やはり大きなチャレンジだったと思います。

—— ご自身の性格と楊静瀾の性格には、どのような共通点や相違点がありますか?

ジェン・イェチョン 似ているところは、私たち二人とも熱い心を持ち、胸に大きな志を抱く若者だという点です。まあ、もう少年とは言えない年齢かもしれませんが(笑)。違いとしては、彼の方が官職も高いし、人脈も広いです(笑)。それに、彼のほうがもっと飄々としていて物事に動じないタイプですね。

ジエン・イエチョン2

—— 楊静瀾という役を演じることで、どのような成長を感じましたか?ぜひ教えてください。

ジェン・イェチョン 私が感じた一番の成長は、「風軽雲淡」(風のように軽やかで淡々と構えること)という心のあり方を理解できたことです。困難に直面したときでも、より楽観的に向き合えるようになりました。

—— 脚本家や監督からのアドバイスで、特に印象に残っているものはありますか?

ジェン・イェチョン 錦官府のシーンの撮影時に、(リュウ・)ハイボー監督からたくさんのアドバイスをいただき、一緒に話し合いながら、より自然でリラックスした演技ができるよう、そして役柄により合った表現ができるよう助けていただきました。

—— 季英英ジー・インイン役のタン・ソンユンさんとの共演について、感想はいかがでしたか?

ジェン・イェチョン 彼女はとてもプロフェッショナルな俳優で、どのシーンにも真剣に取り組んでいました。共演シーンややり取りにおいてもお互いに良いテンポで呼吸が合い、役柄の設定や物語の展開をしっかりと表現するために力を合わせることができました。

—— 「蜀紅錦~紡がれる夢~」の中で、最も好きなシーンやセリフをぜひ教えてください。また、それを選んだ理由もお聞かせいただけますか?

ジェン・イェチョン 実は印象に残っているシーンはたくさんあって、どれも見どころがあり、とても気に入っています。強いて一つ選ぶとすれば──実はあるシーンがありまして、多くの方にも好評だったシーンのひとつに、“人心,亦如这落花,因风而聚随风而散……”(人の心もまた、この散る花のように、風に集まり、風に散っていく……)という台詞があります。あのシーンは一見すると、楊静瀾が季英英に会場の掃除を命じて罰しているように見えますが、実際には彼が彼女を気遣い、二人だけの空間をつくり出そうとしていたのです。そして、このような少し遠回しで控えめな方法で、彼女にそっと気づきを与え、導こうとしていたのです。季英英も聡明な女性なので、彼の言葉の裏にある意図をきちんと汲み取り、それをきっかけに「どうすれば人の心をまとめられるのか」「どうやって非花会をより大きく、より強くしていくのか」といったことを考え、前向きに動き出すきっかけとなる、大切なシーンでした。

季英英に話しかける楊静瀾
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—— 「蜀紅錦~紡がれる夢~」では、楊静瀾と季英英の間にたくさんの甘くて心温まるやり取りや見応えのあるシーンがありますが、日本の視聴者の皆さんにぜひおすすめしたいシーンがあれば、教えていただけますか?

ジェン・イェチョン 一番おすすめしたいのは、やはり「久しぶりに再会した友人同士が互いの正体に気づく」あのシーンです。とても印象的で、作品の中でも特に象徴的な名場面のひとつだと思います。夜中に季英英が錦官府を訪れ、まさに門を叩こうとしたその瞬間、門が静かに開き、そこに楊静瀾が立っている。二人の間にはまるで運命のような引き寄せる力を感じさせる空気が漂い、その後、ついに互いの正体に気づき、再会を果たす場面へとつながっていきます。普通ならそこは感情が爆発するような重厚なシーンになりそうですが、実際にはちょっとした茶目っ気のあるやり取りでその緊張感がほぐれ、かえってリアルで微笑ましい、より生活感があり、楽しいシーンになっています。

—— 最後に、「蜀紅錦~紡がれる夢~」をこれからご覧になる日本の皆さまへメッセージをお願いします。また、本作の見どころもぜひご紹介ください。

ジェン・イェチョン 日本の皆さま、こんにちは。俳優のジェン・イェチョンです。「蜀紅錦~紡がれる夢~」では楊静瀾を演じています。本作では蜀錦の美しさはもちろんのこと、大唐の生活感や活気、そして迫力あるアクションや波乱に満ちたストーリーもご覧いただけます。ぜひお楽しみください。ありがとうございます。


Cinemart独占!ジェン・イェチョンさんに1問1答


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Q1. 日常生活の中で、特に幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?

美味しいものを食べたとき、会いたい人に会えたとき、素敵な撮影ができたとき、良い作品を完成させたとき、そして綺麗な写真を撮れたとき――そんな小さなことが私にとってとても幸せな瞬間です。それに、思いがけない素敵な出会い、邂逅、すべてがちょうど良く重なる偶然も。

Q2. 最近夢中になっていること(ドラマの視聴やフィットネスなど)があれば、ぜひ教えてください。

スキーやフィットネス、運動。また、車や腕時計、男の子が好きそうなおもちゃにも興味を持っています(笑)。



「蜀紅錦~紡がれる夢~」
配信|2025年11月より配信予定
セル|10月10日 DVD-BOX1発売、以降順次(全3BOX/各16,500円 税込)
レンタル|10月3日より順次DVDレンタル開始(全20巻)

提供:エスピーオー/テレビ東京メディアネット 発売・販売元 エスピーオー
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https://www.spoinc.jp/official/shokkokin/

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