引用元：wechat 德塔文科技　公式アカウント：「德塔文影视观察」
記事タイトル：「《大梦归离》待播剧数据先鉴」

中国での市場分析を展開する影視観察（datawin）は、放送待機中の注目作品として、「大夢帰離（原題）」のデータ分析と解説などを発表した。

「大夢帰離」は、中国の最古の地理書とされ、中国古代の神々、妖怪の姿を記した『山海経』の世界を背景にした物語。上古の時代に、人、神、妖の三族間の恩怨や仇といった葛藤の中で、主人公と仲間たちの愛憎や成長、そして冒険などが描かれていく。

監督はグオ・ジンミン（郭敬明）、主演は「カンブリア紀」「夢織姫～秘密の貴公子に恋をして」「異人之下（原題）」のホウ・ミンハオ （侯明昊）、「蓮花楼」「一念関山（原題）」のチェン・ドゥリン （陳都霊）、そしてソンソ （程瀟）、ティエン・ジアルイ（田嘉瑞）らが出演する。

全体の作品評価の数値はほぼ均等ではあるが、ストーリー性の数値が高く、続いてキャスト、制作陣への注目が高いことが分かる。テーマ分析としては、群像劇、複数カップル、妖、ファンタジーといったキーワードがあげられている。また、虐恋という泣ける要素も近年の定番として占有率が高いワードに。

続いてキャストに関する分析では、ホウ・ミンハオ、チェン・ドゥリン、ソンソ、ティエン・ジアルイの順番となっているが、ヒットドラマ「蓮花楼」「雲之羽～闇に煌く光～」の影響で、チェン・ドゥリンの人気が現在非常に高まっているのが分かる。ティエン・ジアルイはまだ主演クラスの出演作がなかったものの、同じく「雲之羽」で現在注目を集める存在となっている。ソンソは安定の人気を確保している。視聴者の期待値データを見ても、チェン・ドゥリン演じる文瀟の数値が高くなっており、その人気ぶりが反映される結果となっている。

視聴者の男女比率は女性が80％越えということで、女性視聴者からの支持が圧倒的に高く、年齢層は20～29歳の年代を中心に興味関心度が高い。 人気俳優のホウ・ミンハオ、そして「雲之羽」でブレイクしたフレッシュなキャスト陣の集結が話題の本作品。公開後の動きも、大いに話題となりそうだ。

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翻訳・編集：島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』（キネマ旬報社）『見るべき中国時代劇ドラマ』（ぴあ株式会社）『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』（コスミック出版）などにも執筆しています。