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【最新ドラマin台湾】金鐘奨(GBA)ドラマ主題歌賞、「おんなの幸せマニュアル2 俗女養成記2」の挿入歌が改めて最優秀賞に選出

ニュース提供元:三立テレビ(三立/SET)

  

10月末に行われた第57回テレビ・ゴールデン・ベル・アワード(電視金鐘奨/GBA)で、最優秀ドラマ主題歌賞を受賞したシュー・チャンドー(許常徳)&メイヴィス・ファン(范暁萱)の「I Promise」が、実はドラマ「縁起良き時」用に制作されたものではなく、「大甲媽祖遶境主題曲」のアレンジだったことが後日発覚。これを受け、台湾の文化部(日本の文部科学省に相当)は、「新たな創作物」という条件を満たさないとして受賞資格を取り消すと発表した。

改めて最優秀ドラマ主題歌賞に選出されたのは「おんなの幸せマニュアル2 俗女養成記2」の挿入歌でリンイー(琳誼Ring)が歌う「蚵仔麵線」。11月8日、リンイーと作詞作曲を担当したシアオミンことヤオ・ジュンオミン(姚浚民)が、プレゼンターのスン・シェンシー(孫盛希)から同賞を授与された。歌詞とメロディー、ボーカルの声色、シンプルなアレンジで、劇中のヒロインの心理的な変化がよく表現されていたことが受賞の理由だという。

人気バンド・ワンフー(旺福)のギター兼ボーカルとして知られるシアオミン。ワンフー結成から24年、何度もノミネートされているとはいえ、三金(金馬奨、金曲奨、金鐘奨)の一つである金曲奨での受賞はまだない。今回、作詞・作曲家として受賞を果たしたことは大きな励ましになったことだろう。警戒レベル3級の感染対策実施時期に作られたという点でも、「蚵仔麵線」は格別な楽曲だという。また、かつて審査員の経験があり、運次第の賞レースで最終選考に残ること自体が極めて難しいと承知していたというシアオミンは「自分の気持ちをどう表現していいかわかりません」と苦笑いしつつも、「蚵仔麵線(牡蠣入り素麺)がある日突然なくなって事の大きさに気づくように、失って初めてわかる些細なことの大切さを感じさせてくれた監督と制作スタッフに感謝します」と述べた。また、今年から金鐘奨に新たに設けられた同賞に賛同を示し、ドラマと音楽を組み合わせることで、より思いのこもった楽曲が生まれると話した。

歌手のリンイーは、起き抜けに携帯電話を見て初めて受賞を知り非常に驚いたという。「三金の中で、まさか最初に金鐘奨をいただくことになるとは思いませんでした。身近に感じられる『蚵仔麵線』ですが、収録時はずっとお腹が空いていました」と受賞の喜びを語った。また賞金を何に使うかと尋ねられたリンイーは、「食べ物に目がないので、おいしいものが食べたいです。社長が焼肉を5回ご馳走すると約束してくれました」と即答。シアオミンは「航空券を買いたいです。海外あるいは花蓮か台東に子どもを連れて遊びに行きたいです」と話した。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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