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ホン・サンス監督作『逃げた女』、俳優・加瀬亮より作品へのコメント到着!

2020 年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)に輝いた名匠ホン・サンス監督の 24 作目『逃げた女』(英題:THE WOMAN WHO RAN 配給:ミモザフィルムズ)が、2021 年 6 月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

 

2021 年ベルリン国際映画祭では、最新作『INTRODUCTION』が銀熊賞(脚本賞)を受賞し、2 年連続して銀熊賞受賞に輝く快挙を果たしたホン・サンス監督は、世界的に注目を集める韓国映画界において、ひときわ特異な存在感を放ち続ける映画作家。

『逃げた女』は、『夜の浜辺でひとり』でベルリン国際映画祭銀熊賞(主演女優賞)受賞という栄誉をホン・サンスにもたらした、公私にわたるパートナーのキム・ミニ(『お嬢さん』)との7度目のタッグとなる話題作だ。

このたび、本作をいち早く鑑賞した俳優の加瀬亮から、作品へのコメントが早くも到着。加瀬亮は、2012 年に来日中のホン・サンス監督と対談をしたことをきっかけに、意気投合して誕生した奇跡のコラボレーション『自由が丘で』に主演。ホン・サンス監督のファンを公言している。

遠い過去の出来事でも、それが強烈で純粋であったほど人はそれを忘れることなんて出来ない。
今、髪をばっさり切った女性は、意を決したように閉ざした自身と向かい合っていく。
小さな窓は開かれ、ゆっくりと風がそこに流れ込んでくる。
揺れるキム・ミニの演技は、自然の中に生きる小さな動物のようで、近年稀にみる美しさだった。

加瀬亮


『逃げた女』
6/11(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。


STORY 
ガミ(キム・ミニ)は、5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中に、ソウル郊外の3人の女友だちを訪ねる。バツイチで面倒見のいい先輩ヨンスン、気楽な独身生活を謳歌する先輩スヨン、そして偶然再会した旧友ウジン。行く先々で、「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という夫の言葉を執拗に繰り返すガミ。穏やかで親密な会話の中に隠された女たちの本心と、それをかき乱す男たちの出現を通して、ガミの中で少しずつ何かが変わり始めていく。

監督・脚本・編集・音楽:ホン・サンス
出演:キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク、イ・ユンミ、クォン・ヘヒョ、シン・ソクホ、ハ・ソングク
2020年/韓国/韓国語/77分/カラー/ビスタ/5.1CH
原題:도망친 여자 英題:THE WOMAN WHO RAN 字幕:根本理恵
配給:ミモザフィルムズ
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http://nigetaonna-movie.com/

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