韓国映画特集
韓国映画入門!知っておきたい10人の監督
これから韓国映画を本格的に見ようという人のために、10人の監督をチョイスしました。巨匠と呼ばれる監督や注目の新鋭監督など紹介したい人は多いですが、まずはこの面々から! 商業映画の世界で、コンスタントに作品を送り出している監督たちです。
*カッコ内は製作年。参考資料:韓国映画振興委員会(KOFIC)
イ・ハン監督
ドラマでもおなじみのソン・イェジンと、早世したイ・ウンジュが初々しい『永遠の片思い』(2002)、不良高校生と熱血教師が心を通わせる『ワンドゥギ』(2011)、朝鮮戦争当時に実在した子ども合唱団がモチーフの『戦場のメロディ』(2015)などが代表作。痛みと癒しの物語を得意とする。
最新作『無垢なる証人』(2018)は、ある事件を目撃した自閉症の少女と彼女から証言を得ようとする弁護士が信頼関係を築いていく過程が丁寧に描かれる。見応えのある秀作だ。
イム・スルレ監督
1996年にデビューした女性監督の草分け的存在。仏パリで映画を学び、圧倒的な男社会だった90年代の韓国映画界に飛び込んだ。
コメディー、スポ根、社会派と多彩なフィルモグラフィーが魅力。代表作はアテネ五輪銀メダルの韓国女子ハンドボールチームの奮闘を描く『私たちの生涯最高の瞬間』(2007)、ソウル大学教授の論文捏造問題をモチーフにした『提報者 ~ES細胞捏造事件~』(14)、日本映画の同名リメイク『リトル・フォレスト 春夏秋冬』(18)など。
キャスティングにも定評がある。2作目の『ワイキキ・ブラザーズ』(2001)に演劇界から起用したパク・ヘイルは、いまや韓国映画界になくてはならないスター俳優に。
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