江原道・舎北(サブク)。かつては炭鉱で栄え、今はカジノリゾートと知られるこの町で暮らすホ・ヨンダル(キム・ジェジュン)は、カジノからも出入り禁止を告げられるような厄介者のチンピラだ。
家族もなく、その日その日をギャンブルのように生きていた彼は、カジノで働くオ・ジョンヒ(ペク・ジニ)に一目惚れし、人生逆転の夢を抱く。だが、テジョングループの御曹司ユン・ヤンハ(イム・シワン)も、カジノで出会ったジョンヒに心惹かれる。そして、ひょんなことからカジノでゲームを競うことになったヨンダルとヤンハは、それ以来ジョンヒを巡り、互いに激しい敵対心を燃やすのだった。
一方、ソウル地方警察庁の広域捜査隊刑事チャン・ドンス(イ・ボムス)は、悪徳事業家コ・ボクテ(キム・ビョンオク)を捜査する中、ヨンダルと知り合う。情報員としてヨンダルを取り込むドンス。初めはドンスを煩わしく思うヨンダルだったが、その深い情に触れ、妙な感情が生まれ始める。そのドンスには、10年以上捜し続ける生き別れた2人の弟たちがいたが…。
家族もなく、その日その日をギャンブルのように生きていた彼は、カジノで働くオ・ジョンヒ(ペク・ジニ)に一目惚れし、人生逆転の夢を抱く。だが、テジョングループの御曹司ユン・ヤンハ(イム・シワン)も、カジノで出会ったジョンヒに心惹かれる。そして、ひょんなことからカジノでゲームを競うことになったヨンダルとヤンハは、それ以来ジョンヒを巡り、互いに激しい敵対心を燃やすのだった。
一方、ソウル地方警察庁の広域捜査隊刑事チャン・ドンス(イ・ボムス)は、悪徳事業家コ・ボクテ(キム・ビョンオク)を捜査する中、ヨンダルと知り合う。情報員としてヨンダルを取り込むドンス。初めはドンスを煩わしく思うヨンダルだったが、その深い情に触れ、妙な感情が生まれ始める。そのドンスには、10年以上捜し続ける生き別れた2人の弟たちがいたが…。


【舞台となる舎北とは?】
主人公3兄弟が生まれ、物語の主舞台となる町・舎北は、韓国の江原道にある山間の町だ。劇中でも言われているように、かつては炭鉱で栄え、現在は「江原ランド」という韓国で唯一、韓国人が入場できるカジノリゾートのある町として知られている。




















舎北で知らない者はいない厄介者のチンピラ。身寄りがなく、物心ついた頃から物乞いをしたり、スリをして必死で生き抜いてきた。金貸業者の下っ端として集金をしたり、女に金を貢がせてはカジノに注ぎ込み、その日暮らしをしていたが、ジョンヒに出会い、人生に夢を抱くように。実は幼少期に養護施設で暮らし、生き別れた兄と弟がいるが、兄がいない間、幼い弟を守れなかった罪悪感から当時の記憶を失っている。学校にも通っておらず、コネもないが、大胆で勝負強く、ピンチをチャンスに変えるなど逆境を生き抜く力を持つ。粗雑だが、愛には純情で、仲間思い。義理堅く、情にあつい男。
ソウル地方警察庁広域捜査隊の班長。少年時代に父を失い、母は失踪、残された2人の弟たちとともに養護施設に入れられるが、そこで生き別れ、弟たちを守れなかった罪悪感に苛まされている。その苦しみから精神不安定となり、感情をコントロールできなくなる障害(間欠性爆発性障害)を抱えることに。悪徳事業家コ・ボクテとは反目し合う仲で、捕まえるため執拗に追っている。腕っ節が強く、血の気も多いが、心温か。
テジョングループ会長の養子で、厳しい後継者教育を受けて育つ。アメリカの名門大で経営を学んだ秀才で、カジノ業務を学ぶためテジョンカジノのディーラー研修生となり、後に本部長に就任。ディーラー志望のジョンヒに一目惚れし、彼女と親しいヨンダルと対立。クールでシニカルな性格で、気に入らないものは手段を選ばず排除する。他人に冷血な一方、父親の過度な期待に対する強迫観念で幼い頃から精神科の治療を受けるなど弱い面も。
幼い頃に両親を亡くし、祖母と2人の弟たちを1人で養ってきたしっかり者。カジノディーラーを夢見るなか、ヤンハに見初められ、テジョンカジノのディーラーとして採用されることに。工業高校卒で成績はよくなかったが、勝気で度胸もあり、意地悪な先輩ディーラーにも決してひるむことがない。チンピラのヨンダルをはじめは用心していたが、彼の心根の優しさに触れ、周囲の反対にも屈せず、彼に惹かれていく。明るく、心の美しい女性。
名門大出の精神科医。科学捜査班プロファイラーに転身し、ドンスの精神鑑定を行う。警察庁総監の父を持ち、父が望む結婚をしたが、夫との間に愛はなく、現在は別居中。ヤンハの主治医でもあり、親の愛情に飢えたヤンハを常に気に掛けている。少女時代に父が家に引き取ってきたドンスと淡い恋心を抱き合うが、身分違いの恋ゆえに叶わなかった。いまだ互いを案じ合い、ドンスの弟捜しに協力。ヨンダルの記憶を取り戻すため、催眠療法を施す。
マンション建設で大金を稼ぐチョンジン建設会長。実体は元地上げ屋で暴力団親玉の悪徳事業家。テジョングループが進めるリゾート開発事業に野心を燃やす。ドンスら3兄弟の父の死の真相を知る人間。
テジョングループ本社室長でカジノ事業を担当。シネの夫だが、他の女と浮気している。表向きはユン会長の忠実な部下を装い、裏ではグループ後継の座を狙い、ボクテと協力。ヤンハを邪魔に思っている。
炭鉱運営からリゾート開発に事業転換し、成功したテジョングループ会長。世界的事業拡大を目指す冷酷な事業家で、息子のヤンハにも厳しい。かつてドンスら3兄弟の父が働いていた東津炭鉱の会長だった。
ヨンダルの親友で、常に行動をともにする相棒的存在。父が営む金貸業「ボス質店」の副社長という肩書きをもつが、ほとんど何もしていない。小心者だが、ヨンダルのためなら命を懸けることもできる。
出所してきたばかりのヨンダルの弟分。臆病だが、順応力があり、小回りが利く性格。破天荒なヨンダルにハラハラしながらも、ジャンスとともにヨンダルに付き従っている。
チャン・マダムとともに私設の違法カジノを営む。厄介者のヨンダルにたびたび煩わされ、警戒している。ヨンダルを追い払おうと画策し、罠にはめようとするが…。
江原道・舎北で仲間のマンガンとともに私設違法カジノを経営する。商売の利益になるかどうかで人を見るが、その目は確か。ヨンダルにカジノを荒らされ、頭を抱えるが、その才は認めている。
ジャンスの父で、カジノ客を相手にする金貸業「ボス質店」の社長。働きもせずフラフラしている息子に怒り、副社長業を与える。私設カジノオーナーのチャン・マダムを追いかけ回すなど、ノリは軽い。
食堂の女主人で暴力団のボスの妻。ヨンダルに入れ込み、散々貢ぐが、思い通りにならず、やきもきする。自分を無碍にしたヨンダルに愛憎 入り交じった複雑な思いを抱き、チャン・マダムと手を組む。





