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アジアをもっと好きになる

6月10日(金)までの上映

私のはなし 部落のはなし

「部落差別」は、いかにしてはじまったのか——
なぜ私たちは、いまもそれを克服できずにいるのか?

かつて日本には穢多・非人などと呼ばれる賤民が存在した。1871 年(明治4年)の「解放令」によって賤民身分が廃止されて以降、かれらが集団的に住んでいた地域は「部落」と呼ばれるようになり、差別構造は残存した。現在、法律や制度のうえで「部落」や「部落民」というものは存在しない。しかし、いまなお少なからぬ日本人が根強い差別意識を抱えている。なぜ、ありえないはずのものが、ありつづけるのか? この差別は、いかにしてはじまったのか? 本作は、その起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチで鮮やかにときほぐし、見えづらい差別の構造を鮮やかに描きだす。

監督は、屠場(とじょう)とそこで働く人々を写した『にくのひと』(2007 年)が各地で上映され好評を博すも、劇場公開を断念せざるをえなかった経験を持つ満若勇咲。あれから十数年、プロデューサーに『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新、音楽に世界を舞台に活動をつづけるMONO を迎え、文字通り〈空前絶後〉のドキュメンタリー映画をつくりあげた。

※前編と後編に分かれての上映になります。上映の間に10分間の休憩時間がございます。

予告編

監督

満若勇咲

スタッフ

プロデューサー:大島新
撮影:辻智彦 編集:前嶌健治 整音:高木創 音楽:MONO 語り・テキスト制作:釆奈菜子
配給:東風
上映時間:205分

特別料金

一般:2,500円
TCG会員の方(会員サービスデーを含む):2,000円
大・専門学生:2,000円
高校生以下:1,700円
シニア:2,000円
ペア50割:お二人で4,000円
障がい者手帳ご提示 2,000円
月曜日ペアデイ:お二人でで4,000円
水曜日サービスデー・1日ファーストデー・シネマートデー:2,000円
招待券は使用不可

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