我は趙雲、字は子龍。
桃園の誓いから8年―。青洲攻めで袁紹軍に対峙する劉備軍の中に趙雲の姿があった。戦いには辛勝するも、その痛手は大きく趙雲も戦線を離れることに…。七年後。故郷に戻っていた趙雲の元に曹操軍の夏候恩が現れ、村は焼き討ちの憂き目に遭う。民を殺され、復讐に燃える趙雲は、劉備と合流する。劉備は、曹操軍に追われながらも、見捨てることのできない民を連れ丹陽を目指していた。その道中、劉備の妻とその赤ん坊が行方不明になる。趙雲は、諸葛孔明から譲り受けた亮銀槍を片手に大戦場を駆け抜け、今、長坂の戦いが始まる…！