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アジアをもっと好きになる

10月14日(木)まで1週間限定上映

PITY ある不幸な男

愛する妻が目を覚ました。その瞬間、男の狂気が覚醒する。

不幸なときだけ幸せを感じる男の物語。ティーンエイジャーの一人息子と、小綺麗な家に住み、健康で、礼儀正しく、概ね身だしなみは良い、一見何不自由な い弁護士の男性。しかし彼の妻は不慮の事故により昏睡状態に陥っている。彼の 日々は妻を想ってベッドの隅で咽び泣き、取り乱すことから始まる。境遇を知 り、毎朝ケーキを差し入れる隣人、割引をするクリーニング屋、気持ちに寄り添 う秘書など同情心から親切になる周囲の人々。この出来事がもたらした悲しみ はいつしか心の支えとなり、次第に依存してゆく。そんなある日、奇跡的に妻が 目を覚まし、悲しみに暮れる日々に変化が訪れ。楽園を失った男はやがて自分 自身を見失い、暴走する。

世界が震撼した、ラスト 30 分の衝撃

2018年サンダンス国際映画祭ワールドシネマドラマティックコンペティショ ン部門でプレミア上映後、数々の映画祭に出品され話題を呼んだ本作。『籠の中 の乙女』『ロブスター』など、ヨルゴス・ランティモス作品を多く手掛け、アカ デミー賞脚本賞にノミネートされた脚本家、エフティミス・フィリップとギリシ ャの新鋭監督、バビス・マクリディスがタッグを組み、人間の本質を暴く不穏な サイコスリラーが誕生。歪んだ男のエゴイズムを美しく、淡々と描く怪作がつい に日本公開。

予告編

監督

バビス・マクリディス

キャスト

ヤニス・ドラコプロス
エヴィ・サウリドウ
マキス・パパディミトリウ

スタッフ

脚本:バビス・マクリディス/エフティミス・フィリップ
©2018 Neda Film, Madants, Faliro House
2018年/ギリシャ、ポーランド/ギリシャ語/99分/カラー/1.85:1/5.1ch/ DCP
ギリシャ大使館/提供:シノニム/配給:TOCANA

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