シスターを目指す女の子が男装をして、双子の兄の代わりに大人気バンドA.N.JELLに加入。タイプの違う3人のイケメンなメンバーたちとひとつ屋根の下で奮闘する胸キュンの大ヒット作「美男〈イケメン〉ですね」が、アイドルドラマに定評のある台湾でリメイクされ、台湾版「美男〈イケメン〉ですね〜Fabulous★Boys」がついに誕生した。より丁寧な人物描写と、恋愛エピソードの追加によって恋愛度がアップしているほか、台湾の観光名所をロケ地にしているなど、随所に台湾版ならではの魅力が散りばめられている。新生A.N.JELLはより音楽に関わりの深いキャスティングとなっており、リーダーのファン・テギョン役を演じるのは、日本でも絶大な人気を誇る台湾のボーイズグループ飛輪海(フェイルンハイ)のジロー。これまで親しみやすいキャラクターを演じてきた彼が、本作ではクールな役柄で新境地に挑んでいる。世間知らずで純真なコ・ミナム(コ・ミニョ)役には、本作が本格的女優デビューにして初主演となるルゥルゥ・チェンが大抜擢。実際にインディーズバンドのベーシストでもある彼女の演奏シーンは迫力万点だ。ジェルミ役のエヴァン・ヨーは、台湾の実力派シンガーソングライターで、エンディング曲の作詞・作曲・歌も担当。そして、カン・シヌ役には、台湾と韓国のハーフの新人ジェイコブが抜擢され、シヌ役を王子様のようにスイートに好演している。本作の監督を務めるのは、「スキップ・ビート!〜華麗的挑戦〜」「ハヤテのごとく!

〜美男〈イケメン〉執事がお守りします〜」などの人気作を次々に手がける若手監督ウー・ジエンシン。きらめくばかりの台湾版は、オリジナル版の面白さはそのままに、台湾・韓国ドラマファンはもちろんのこと、原作ファンやイケメンファンまで、すべての人が楽しめる、愛すべき一作となっている。

シスターを目指しているコ・ミニョ(ルゥルゥ・チェン)は、ある日、人気のイケメンバンド、A.N.JELLのマネージャー、マ・フニ室長から、バンドに加入するはずだったミニョの双子の兄ミナムの身代わりになってほしいと懇願される。困惑しつつも兄ミナムの、母親を探し出すという目的を知ったミニョは、1ヵ月だけバンドに加入することに。メンバーたちとの合宿所でのドキドキの共同生活が始まるが、ミナムの加入に猛反対だったA.N.JELLのリーダー、ファン・テギョン(ジロー)は、失敗だらけのミナムにイラつくばかり。そんなミナムをシヌ(ジェイコブ)がフォローし、ジェルミ(エヴァン・ヨー)は様子をうかがっていた。めげずに健気に頑張るミナムだったが、ある時ひょんなことからテギョンに女だとバレてしまう。一方シヌも実は女だと気づいていたが、それを知られないようにしていたのだ。厳しいテギョンと優しいシヌは、それぞれのやり方でミナムを支えていくうちに……。