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シネマート劇場スタッフが厳選!第2弾 梅雨のジメジメした季節に観たい、名作韓国映画3選<後編>

6月アジア映画特集延長戦! 昨年の座談会の好評を受け、シネマート新宿&心斎橋スタッフによる韓国映画セレクト企画第2弾を開催。今回は梅雨のジメジメした季節にこそ観たい、動画配信サービス「おうちでCinem@rt -いつでも・どこでも- 」で楽しめる名作韓国映画について考えました。

セレクトしてくれたひと
シネマート新宿 支配人・中根さんシネマート新宿歴15年目。好きな韓国映画は『シュリ』)
シネマート心斎橋 支配人・横田さんシネマート心斎橋歴16年目。好きな韓国映画は『殺人の追憶』)
シネマート心斎橋 スタッフ・中さんシネマート心斎橋歴16年目。シネマートのお面職人。好きな韓国映画は『アシュラ』。シネマート1韓国エンタメに詳しい。)

優しい雨を味わう!『マラソン』&『Be With You ~いま、会いにゆきます』

― では、2つ目の切り口「雨が印象的な映画」を考えていきましょう。

シネマート心斎橋 支配人・横田さん(以下、横田):私はマラソンを推したいですね。雨で始まって雨で終わる、優しい気持ちになれる映画です。劇中で自閉症の主人公が雨を見ながら「ピ、ピ、ピガチュルル」だったかな、そんな台詞があるんです。公開当時に劇場で観て「韓国語の雨は“ピ(비)”っていうんだ」と知った映画でもあります。


『マラソン』©2005 Showbox/Mediaplex.Inc-dist.by CineQuaNon


シネマート新宿 支配人・中根さん(以下、中根)Be With You ~いま、会いにゆきますも、まさに梅雨の映画ですよね。日本版でご存知の方が多いと思いますが、妻を亡くした夫と息子の話で、梅雨が来ると妻が戻ってくるんだけど、梅雨が去っていくとともに妻はまた去っていくという切ない話。

横田:テレビで梅雨明け予報を見た息子が「梅雨が終わっちゃう!お母さんがいなくなっちゃう!」みたいなシーンがあるんですよね。今の季節にドンピシャの映画です。

― 日本版と韓国版では違いますか?

横田:日本版は“泣く”、韓国版は“優しい”って感じかな。日本版はラブストーリーが強い印象だけど、韓国版は家族ドラマになっているように思います。


『Be With You ~いま、会いにゆきます』


― では「雨が印象的な映画」超オススメの1本を選ぶとしたら?

シネマート心斎橋 スタッフ・中さん(以下、中):うーーん、今回は『Be With You ~いま、会いにゆきます』かな。韓国映画を観たことが無い人でも、入りやすい気がします。

中根:たしかに日本版を観ていたとしても、ぜひこの機会に韓国版も観てみて、違いを楽しんでほしいですね。

:あと最後まで見たら、大人気の<<ネタバレ>>さんがシークレットで出演しているので、それもお楽しみに!




曇天の村で…さらにジメジメ!『哭声/コクソン』

― では、3つ目の切り口「あえてジメジメを加速させる映画」を考えていきましょう。3人中2人が『哭声/コクソン』を挙げていましたね。

中根哭声/コクソンは、冒頭の事件現場のシーンからもう雨なんです。その後も、雨や曇天のシーンが多い。そして天気だけでじゃなく、ストーリーもジットリしています。いっそ全力でどんよりすることで、逆にあとは上がっていくだけ!と思えたらいいなと思って選びました。

横田:映画の舞台コクソンは架空の村ですが、実は「コクソン(谷城)」という地名が実在するんですよ。そこも実際に雨の多い地域だと聞いたことがあります。「谷城を意識して作ったんですか?」と聞かれたナ・ホンジン監督が「モデルにしたわけじゃないけど、地名は知っていたし、漠然とイメージにはあった」とお話しされていました、どこで読んだか忘れてしまいましたが…。

:『哭声/コクソン』面白いですよね、私も大好きです。推しのクァク・ドウォンさんのサービスショットもありますし(笑)。『哭声/コクソン』トリビアだと、國村隼さんとチョン・ウヒさんのシーンはもっと撮影していて、一説には2人が戦っているシーンがあったんじゃないかって。謎が深まる映画です。


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