SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。

上映延長!3月19日(日)までの上映

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作品の内容

Introuduction

 1992年、矢野顕子が新たなチャレンジとして選んだのが、生演奏をノーカットで録音した『SUPER FOLK SONG』だった。観客のいないホールでグランドピアノに向かい、新旧の名曲を歌う彼女を捉えた名盤だ。その制作過程にカメラが入り、容赦なく素顔の彼女を追いかけた。それが、スーパー・ドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG』だ。24年ぶりにデジタル・リマスターされ公開される映像と音像は、生々しいまでに当時を蘇らせている。

 『SUPER FOLK SONG』の制作は、‘92年2月、東京・千駄ヶ谷の津田ホールと、長野県松本市のザ・ハーモニーホールで行われた。真冬の松本でもノイズが入るからと空調を切り、お湯で手を温め白い息を吐きながらの録音・収録だったそうだ。

 1976年のソロ・デビュー以来、リトル・フィートにイエロー・マジック・オーケストラ、パット・メセニーなど 国内外の一流ミュージシャンと演奏し高い評価を得ていた彼女が、すっぴんのような作品を作ったのは何故だったのだろう。振り返って矢野が言う。

 「弾き語りで(アルバムを)出したのは、これが初めてじゃないかな。今はピアノだけの矢野顕子の作品は、ある程度の評価があるでしょ?でもそういうことになる前だったので。おそらくこれで、できた」

 ライブでは一人でピアノの弾き語りをやる”出前コンサート”もやっていたけれど、レコーディングは違う。

 「陶芸家が土を練って、窯で焼いて、出して、”ダメだ、ガチャーン!”みたいなのことしてるのがレコーディング。その中で一番いいものをお出しするのがライブであって。”ダメだ、ガチャーン!”は自分のためだから」

 その”ダメだ、ガチャーン!”をカメラは冷静に捉えていく。苛ついたり落ち込んだり、試行錯誤を繰り返し、最後に笑顔を浮かべる。レコーディング・エンジニアの吉野金次は彼女のペースに合わせて忍耐強くテープを回し、マネージャーは優しく言葉をかけて彼女の緊張をほぐす。その姿もカメラは逃さない。

 「私の音楽が生まれる場を、本来はひとに見せるべきではないというか、見せることが頭の中にないから。それを撮るのは監督の坂西伊作の仕事。私は自分の音楽を作ることをするだけ。だから彼らのためにサービスすることは一切やっていない。でも彼は、それを撮りたかったって。あの時代の、若さであり、力であり。それをパッケージとして、フィルムに収めたことが、素晴らしいですね。だって、二度と撮れないもん。見てる人も一緒に、”あ〜”とか”できた!”とか、一緒に楽しんでもらえるかしら。面白いよ!って言える。ものを作るひとだったら、共感してくれるところは、多々あるんじゃないかな」

 今ならもっとリラックスしている、と笑う彼女だが、作品に向かう厳しさは変わらない。凛としたアーティストの姿勢が見える、貴重な映像作品だ。

パンフレット:900円

キャスト・スタッフ

監督
坂西伊作
出演・演奏
矢野顕子
インタビュー出演:
鈴木慶― 谷川俊太郎 糸井重里 三浦光紀 宮沢和史 David Rubinson(出演順)

1992年/日本/モノクロ/2ch/DCP/79分
企画・主催 ソニー・ミュージックアーティスツ
サウンド・アドバイザー 吉野金次/ 篠崎恵子
宣伝 スキップ
協力 IMAGICA/スピードスターレコーズ/Sony Music Labels
配給 ライブ・ビューイング・ジャパン
配給協力 ソニー・ミュージックダイレクト
©映画『SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~』[2017デジタル・リマスター版]

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タイムスケジュール

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※上映スクリーンなどは状況により変更になる場合がございます。詳細は劇場までお問い合せください。



特別料金情報

  • 3月4日(土)~3月17日(金)奇蹟の2週間限定上映!!
  • 2,000円均一(サービスデイ適用なし) ※YFC使用不可
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