いよいよ11月30日(金)まで
指揮者・小林研一郎は古希を迎えた2010年、【コバケンとその仲間たちオーケストラ】に、障害がある31名の演奏家を加えたコンサートを開催した。誰もが自分らしく生き生きと命を輝かせて暮らすことの出来る、そんなINCLUSION社会を願い始められた練習の日々には、公演当日までオーケストラ全員と小林研一郎とが心を刺激し合う貴重な時間が流れた。このすべての日々を記録し続けたのは、知的障害のある9人の撮影隊“ビリーブクルー”だった。その彼らが、2011年に開催されるスペシャルオリンピックス夏季世界大会・アテネに向けて撮影の準備をしていた3月11日、地震が日本の東海岸を襲った。一旦は世界大会への参加も危ぶまれた日本選手団。その中に被災した2人のアスリートがいた。ギリシャでの彼らの活躍を“ビリーブクルー”は追った。その年の秋、小林研一郎は故郷・福島県いわき市の海岸に立ち、「肉体を失った人々が、どんな思いで魂となったのか、それを思うと、今残されたものたちのことを考えるのはとても…」と言葉を失う。津波で校舎も楽器もそして大切な人を失くした中学生たちを前に、即興のピアノ演奏を交えながら、小林研一郎は戦争の被災体験を重ねて、自らの心の旅路を語った。本映画の半分近くは、ビリーブクルーが撮影した映像によって構成されている。
©2012『天心の譜』映画製作委員会
{date} | {time1} {time6} |
{time2} {time7} |
{time3} {time8} |
{time4} {time9} |
{time5} {time10} |
-- | SCREEN {screen} |
---|
{note} {note2link}
※上映スクリーンなどは状況により変更になる場合がございます。詳細は劇場までお問い合せください。