5月6日(日)まで上映中!!

崇高なる芸術の誕生と、その瞬間のためだけに我が身を捧げる“マニア”たちの途方もない格闘の軌跡!
ロカルノ映画祭を皮切りに世界が熱狂した『ピアノマニア』は、スポットライトを浴びるピアニストではなく、彼らを影で支える調律師の存在に光を当てる異色ドキュメンタリーである。主人公のシュテファンは、ピアノの老舗ブランド・スタンウェイ社の技術主任を務めるドイツ人調律師。彼の務めは、使い慣れた自分の楽器を携帯出来ないピアニストが、演奏会や録音に万全の状態で臨めるようバックアップすることだ。1台のピアノで様々な表現を追求するピエール=ロラン・エマールは、試し弾きのたびに「質問がある」と繰り返す。次々と高いハードルを課す完璧主義者のピアニストと、職人としての意地とプライドに懸けて、無理難題を丹念にクリアする調律師―究極の響きを求めて、両者一歩も譲らぬ“ピアノマニア”同志の共同作業の模様が、時に緊迫した、時に平穏な空気の中で映し出されていく。
1年間にわたる一大プロジェクトの間をぬって、カメラはシュテファンの普段の仕事ぶりにも着目する。時代の申し子ラン・ラン、引退を目前に控えた巨匠アルフレート・ブレンデルから、人気道化コンビのイグデスマン&ジョーまで…彼に絶大なる信頼を寄せる錚々たる面々の貴重なリハーサル風景も、大きな見どころのひとつ。“ブラボー!”の喝采の影に潜む、芸術への愛、完璧への執念、そしてわずかな狂気― 音に魅入られたピアノマニアたちの熱い想いが、音楽の都ウィーンに響き渡る。演奏会では決して覗けない芸術の神秘へようこそ。いま、“裏舞台”への幕が上がる!
※デジタル上映
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