TOP >>> コラム 田代親世の台湾ドラマ再発見!

田代親世の台湾ドラマ再発見!

Column menu 台湾ドラマの再発見!序章台湾ドラマの再発見!(2) 台湾ドラマの再発見!(3) 台湾ドラマの再発見!(4) 台湾ドラマの再発見!(5)台湾ドラマの再発見!(6)
台湾ドラマの再発見!(3)
韓国ドラマと台湾ドラマを見ていて、そのテイストの違いを最も感じるのが、「執着心」と「バイタリティー」でしょうか。
どちらの国も、情熱的というか、パッションがあるのは共通しているのですが、その方向性が違うんですよね。韓国では愛の成就に対しても、成功への思いにしても、最後まであきらめないという貫く思いがすごく強くて、でもそれは時として、もうダメだっていうのが見えているのにあきらめが悪いなあ、その凝り固まった執着が見苦しいなあ…と思うことがあります。でもこれが台湾ドラマだと、同じようにあきらめなくても、なぜかバイタリティーがあるなあと前向きに感じられるから不思議です。しぶといというか、へこたれないというか。そちらの表現の方がしっくりくるんです。「王子様の条件」でも、十分切なくてキュンと来るけれど、なんといってもヒロインの、振られようが、恥ずかしい思いをしようが、全くへこたれないところに惹きつけられましたから。
韓国ではミュージックビデオなどを見ていても、最後は死んでしまうものが非常に多いです。悲劇が好きなこともあるでしょうし、死ぬことに美学を見出しているところもあるかもしれませんが、とにかく泣かせる方向に持っていきがちなんですね。
でも台湾、というか、中華もの全般にいえますが、そんなに簡単に死にはしません。生命力もたくましく、どんなに逆境に陥っても、粘って粘ってしたたかに生き延びます。苦難も笑い飛ばしてみせる強さがあるというか…。めそめそしていないというか。悲しい状況なのになんか笑わせる方向に行くんですよね。だから見終わったあとの後味がいつも前向きな気持ちになれるのかもしれません。色々と似通ったところが多い両国なのに、この真逆に向かう方向性はなんとも面白いですね。
<< Prev PageNext Page >>