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田代親世の台湾ドラマ再発見!

解説
会いたい人がいたら、何も知らせずにその人が現れそうなところで待って相手を驚かせたい女心。ちなみに、中国語は英語同様、主語“I”の場合は、男性でも女性でも「」で表現しますし、“You”の場合は「」で表現します。ですから、上記の例文は、男女入れ替わってもそのまま使用可能なフレーズです。好意を寄せている相手に、自分の想いをアピールする際に「恰當 qiàdàng/チアダァン」 (ぴったり)なフレーズですね。答え方のバリエーションとしては、「我在等你啊。Wǒ zài děng nǐ a./ウオ ヅァイ デゥン ニィ アァ。」(あなたを待っていたの)もよく使われます。
解説
台湾では、誰かと外食する際、割り勘という習慣はありません。同席した複数の人の中で一番目上の人、経済的に余裕がある人、誘った人、あるいは男女同席の場合、男性が会計するのが原則です。つまり、誰かが誰かにおごることになるんです。特にデートの時は、男性がデート代を全額負担するのが当然というお国柄。プライドとメンツを重んじる中華圏では、「請客 qǐngkè/チィンクァ」(食事をごちそうする)は、コミュニケーションの手段です。中華圏において人間関係づくりの極意とは、貸しをつくったり借りを返したりの繰り返しということですね。
なお、中国語では食事の回数を数える場合数量詞の「 dùn/ドゥン」を使います。「私は1日食事を3回します」の中国語は、通常では「我一天吃三頓飯。Wǒ yì tiān chī sān dùn fàn./ウオ イィ ティエン チー サン ドゥン ファン。」です。同じ回数を表す「 /ツー」を使ったらだめなの?という質問をよくされますが、具体的に回数を表している場合、「我一天吃三次飯」と表現することもできます。ただ、例文のように具体的な回数をはっきりと表さない場合、「吃頓飯」(食事する)と表現するのが普通です。「吃次飯」とは言いませんね。
拜金女 bàijīn nǚ/バイジン ニュィ>
このドラマのキーワードは「拜金女」です。「拜金女」とは見栄っ張りで拝金主義の女性のこと。原題の「拜金女王 bàijīn nǚwáng/バイジン ニュィワァン」ともなると、究極の拝金主義の女性を意味します。ちなみに日本の人気ドラマ、松嶋菜々子さん主演の『やまとなでしこ』に、台湾で付けられたタイトルは「大和拜金女 Dàhé bàijīn nǚ/ダァホァ バイジン ニュィ」でした。
解説
認出」は大勢の中からその人を見つけ出したり、たとえ格好が変わってもその人だと見分けることを意味します。ですから、エレベーターの中ではお互いマスクをした格好しか見てなかったけれども、マスクをしてなくてもひと目で分かったというこのシーンの場合は、「認出」という表現を使うのですね。一方、「認得 rènde/ロェンドァ」というよく似た表現があります。これは、例えば好きなアイドルのファンミに足しげく通って、もうそろそろ自分の顔を覚えてくれたかなと聞きたい時、「你認得我嗎? Nǐ rènde wǒ ma ?/ニィ ロェンドァ ウオ マァ?」(私のこと分かりますか?=私の顔を覚えてくれていますか)という場合にぴったりです。「認得」(分かります)と答えてもらえれば最高にうれしいですね。
醬菜女 jiàngcài nǚ/ジアンツァイ ニュィ>
このドラマをきっかけに流行語とまでなった「醬菜女」。「醬菜」とは漬物のことです。中華圏の漬物は茶色っぽくて華やかな見た目ではないことから、人目を引かない容姿、髪はぼさぼさで服装にも構わないような女性を指すようになりました。日本語に「干物女(ひものおんな)」という表現がありますよね。中華圏では、最初そのまま「干物女 gānwù nǚ」と訳されていましたが、いまいちピンとこないということで登場したのがこの「醬菜女」です。こちらの方が中華圏の人にはぴったりした訳だったようです。
解説
若く見られたいと思うのは、日本でも台湾でも通じる女性心理だと思われます。また、きれいだねと褒められて気分を悪くする女性はいないことでしょう。そこで、褒めごろしの必殺フレーズをご紹介します。女性に対しては、「你變漂亮了哦。Nǐ biàn piàoliang le o./ニィ ビエン ピアオリアン ルァ オォ。」(きれいになったね)、男性に対しては「你變帥了。Nǐ biàn shuài le./ニィ ビエン シュワイ ルァ。」(かっこよくなったね)。男女ともに喜ばれるフレーズは「你看起來真年輕。Nǐ kànqilái zhēn niánqīng./ニィ カンチィライ ヂェン ニエンチィン」(若く見えますね)です。ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
灰姑娘 Huīgūniang/ホゥイグゥニアン>
姑娘」はお嬢さんのことで、「」はグレーを意味します。ではグレーお嬢さんとは一体どういうことでしょうか。答えは灰かぶり姫ことシンデレラ。惨めな境遇から王子様に出会ったことによって出世する女性のことを意味します。まさに、赤の他人だったおばあさんの全財産を相続することになる本作のヒロインのようですね。また、同意語としてよく使われる表現は「麻雀變鳳凰 máquè biàn fènghuáng/マァチュエ ビエン フォンホアン」。「麻雀」は雀、「鳳凰」は伝説の霊鳥のことです。「雀が転じて鳳凰となる」で出世を意味します。ちなみに、映画『プリティ・ウーマン』の台湾のタイトルはずばり「麻雀變鳳凰」でした。

企画制作:アルク 中国語ジャーナル編集部