5月31日『長い長い殺人』舞台挨拶 in シネマート六本木

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5月31日『長い長い殺人』舞台挨拶 in シネマート六本木

直木賞作家・宮部みゆきの大ヒット・ミステリー『長い長い殺人』。登場人物たちの《財布》によって語られるという設定ゆえに映像不可能といわれた名作が、総勢40名以上のオールスター・キャストでついに映像化されました。本日、初日を迎えた本作の舞台挨拶に、仲村トオルさん(42)、大森南朋さん(36)、麻生学監督が登壇しましたので、その模様をお伝えします。

早速みなさまに一言ずつご挨拶を頂戴したいと思います。 まずは、疑惑の人物 塚田を追い続ける探偵 河野康平を演じられました仲村トオルさんから一言お願いいたします。

5月31日『長い長い殺人』舞台挨拶 in シネマート六本木

仲村:仲村です。梅雨入り間近のじめじめした天気の中、このようないらいらした犯人の出てくる、登場人物のほとんどが傷ついていくとゆう、不幸な作品を、物語を観に来てくださったみなさんはきっと心のとても広い幸せな方なんじゃないかなとお察しします(笑)。今日はありがとうございました。

続きまして、疑惑の塚田の同級生で無実を信じ続ける男、宮崎優作を演じられました大森南朋さんお願いいたします。


大森:大森南朋です、こんにちは。(照れながら、)律儀にどうもありがとうございました。本当こんな天気の中、わざわざお越しいただいて、本当にどうもありがとうございます。


ありがとうございます。続きまして本作を監督されました麻生学監督です。お願いいたします。

麻生:みなさま、ありがとうございました。私事で恐縮なんですけど、この回に入場しようと思いまして11時に来たのですが、すでに満席でした。私の人生で映画館が満席になった作品はこれが初めて(笑)。非常にありがたいと思っております。みなさん今日は本当にありがとうございました。

ありがとうございます。それではみなさんにいろいろ質問していきたいと思います。撮影されたのが丁度1年くらい前ということで、去年の11月にWOWOWで放送され、多くの視聴者の皆様、関係者からの反響にお答えして、今日こうやって劇場公開を迎えることができました。その感想を一言ずつお願いいたします。まずは仲村トオルさんからお願いいたします。

仲村:さっきは登場人物たちが傷ついていくという話はしましたが、この映画自体はとても幸せな展開をしている映画だなと。劇場で公開できるようになったりあとは出演している俳優達も西田尚美さんに赤ちゃんが生まれたり、酒井美紀さんに旦那さんが見つかったりと。僕もそこそこ幸せですし、たぶん大森くんもそこそこ幸せだという(笑)、とても幸せな展開をしている映画でとても良かったと思います。

続いて大森さんお願いいたします。

大森:劇場で公開するっていうのは、作品にとってすごい幸せなことだと思うし。僕にとってもプロフィールに、もう一個映画が入れられる・・・、何を言っているんでしょうね、僕は(笑)。でもありがたいことで、劇場でやるということは感慨深くて・・・、すみませんなんだか、よく分らなくて(笑)。監督、お願いします。


監督、お願いいたします。

麻生:しつこいようですけど、私の映画で満員になったことはないです。だから幸せです。この幸せが、1日でも長く続くますように、明日意向もお客さんに来ていただけますように、特に最前列にいらっしゃる皆様、宜しくお願いいたします。それと、今日御覧になっていただいたみなさま、本当にありがとうございます。おもしろいと思っていただいた方のみで結構です。お友達、ご親戚、ご両親、どなたでも結構です。なかなか六本木の単館なので、足を運ぶのは大変でしょうけども、是非薦めていただけますと、非常に幸せです。

ありがとうございます。続いて探偵役をつとめられました仲村さん、探偵役というのは今回が初めてでしょうか?



仲村:たぶん、初めてではないかと思います。犯人を追いかけるというのは若い頃から何回も何回も繰り返しやってきました(笑)が、探偵は初めだったように気がします。

刑事とは違う追いかけ方となりましたけど、撮影当時を振り返って、特に苦労された点や、思い出または印象の残っているようなことがありましたら、教えていただけますか?



仲村:探偵事務所のシーンを撮った日がものすごく暑くて、台本にも「崩れかけているビル」って書いてあるシュチュエーションだったんですけど、エアコンがまったくきかない処でものすごく暑かった中で、宮部みゆきさんがものすごい文字の数とページ数を費やして読者を説得した、推理の飛躍みたいなところを、僕が演じた河野が説得力を持って、自分が見つけた状況証拠から「ここに答えがあるはずだ」というシーンを撮っている時の、「ここは僕=河野がスーパー探偵になって視聴者をお客さんを導かなければいけない」というのがプレッシャーになって、自分の中では古畑任三郎を越えるっていう、仮想ライバルとして田村正和さんをイメージしながら頑張ったっていうのが、とても印象に残っています。

田村正和さんをライバルに演じられていたんですね。ありがとうございます。 大森さんにお伺いします。同級生の塚田が犯人ではないとずっと信じている、宮崎優作を演じられましたけど、演じる点で気をつけられた点、または難しかった点はありますか?



大森:谷原君とは一切現場で会わないのですが、

一回もですか?

大森:はい。前に映画で共演してことはあって友人ではあるので、なんとなく古い友達みたいなのはイメージし易かったんですが、テレビに向っていろいろ感情を出す芝居だったので、今もオンエア中なんですけど、「王様のブランチ」を見ながらイメージを膨らませて(観客笑)やった記憶があります。

撮影前は「王様のブランチ」を見ながら・・・、

大森:実は前もその話をしていて・・・、今日話すのはどうかなと思ったんですが、鉄板のネタということで(笑)。

ありがとうございました。 さて、もう一度仲村さんにお聞きしたいんですけど、先ほど宮部みゆきさんのお話も出ましたが、この映画の原作者であります宮部みゆきさんの作品、ほとんどお読みになっているとお伺いしまして、本作の出演依頼があったときは、どのようにお感じになられましたか?

仲村:丁度「名もなき毒」を読み終わったタイミングで、「いや、これ(名もなき毒)やりたいなー。」と思っていたので、WOWOWさんがもしかして既に「名もなき毒」の映像化権を持っているかなと思い、ここで「長い長い殺人」断ってしまうと、つながりを断ち切ってしまうことになりかねないと思って、飛びつきました。しかし宮部さんの事務所の方がいらっしゃっていて、WOWOWさんは映像化権を持ってらっしゃらないような話をしていて、ちょっと残念な感じがしましたけど、ま、これからも頑張っていこうかなと思います(笑)。

ありがとうございます。 さて、この作品には大勢の豪華キャストのみなさんが勢ぞろいでしたけど、撮影中に面白いエピソードなどありましたら教えていただけますでしょうか?どなたでも結構です。

5月31日『長い長い殺人』舞台挨拶 in シネマート六本木

麻生:そんなおもしろいエピソードでもないんですけど、僕の演出は俳優さんへ丸投げなんです。さきほど仲村さんが言われた大事なシーンも「監督これはどうしますか?」と聞かれても、「仲村さんにおまかせしますから。」って言って逃げるように現場から去るのが僕ですが、唯一自分でなんとかしなけりゃいけないなぁというのが、撮影のタイムスケジュールです。今日も雨なんですけど、この撮影は本当に雨が多かったんです。ラストシーンは長塚さんと子供と河野(仲村さん)のシーンはすごい晴天のなかで撮りたかったんですけど、朝から雨が降っていて待機している間にどんどん時間が過ぎてしまって、最終的にワンカットで撮りました。このシーンは一番仲村さんが大変だったんじゃないかな。長塚さんと子供が延々と5ページくらい芝居やって、一番最後に河野が入っていくんですが、その最初の台詞が「犯人は凶暴共同正犯ですか?」という早口言葉みたいな台詞なので、そこでトチッてしまったら、「どうすんの!これ!」っていうのが、撮影中一番心に残っているシーンですね。 大森さんと一緒に行った木更津の山の中も、その日しか撮影の日がないのに雨が降ってしまい、本当は晴天の中でのシーンが土砂降りでのシーンになってしまい「プロデューサー、出て来いよ!」っていう感じで撮影したのを覚えています。


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