『なつかしの庭』チ・ジニ来日舞台挨拶 in シネマート六本木

内容

現在、絶賛開催中の《韓流シネマ・フェスティバル2008春》。そのゲストとして、主演作である『なつかしの庭』『ス』とゲスト出演している『まぶしい日に』という3作品が上映されているチ・ジニが来日。『なつかしの庭』と『ス』の2作品で舞台挨拶を行った。もちろん、チケットは発売と同時に完売。ここでは『なつかしの庭』の舞台挨拶の模様をご紹介します。

MC:今年の“韓流シネマ・フェスティバル2008春”では主演作が2本(『なつかしの庭』と『ス』)上映されていますが、その感想は。

チ・ジニ:まず、韓国の映画が全て日本で紹介されるわけではない中、選ばれた作品しか上映されないこのフェスティバルで、ゲスト出演した作品(『まぶしい日に』)も含め、私の作品が3本も紹介されるのは韓国でもめったにないことなので、とても嬉しく思っています。そして多くの方に来ていただき、ありがとうございます。

MC:時代を描くのが上手いイム・サンス監督の作品に出演した感想は。

チ・ジニ:韓国の俳優にとって、イム・サンス監督の作品に出演できるのはとても光栄なことです。イム・サンス監督は映画作りが上手く、海外での評価もとても高い監督です。ですから、出演できるだけで嬉しかったのですが、更に多くのことを学び、やはり、プロは違うなと感じました。監督はセクシーな方で、監督自身は「それが俺のコンセプトだ」語っていたのですが、仕事はもちろん、個人的な生活も死ぬまでそばで見守りたいなと感じるくらい本当に素敵な方です。でも、私は同性愛者ではないですよ(笑)。

MC:原作の小説(韓国文学界を代表する作家ファン・ソギョンによる)は読まれましたか。

チ・ジニ:途中で読むのをやめました。私は役づくりに必要だと思い読んでいたのですが、イム・サンス監督は「小説とは全く違う描き方をするので読まないでいいよ」と言いました。私にとっては逆にありがたかったです。

MC:小説に捉われず、自分なりに演じることができたということですか。

チ・ジニ:そうです。

MC:激動の80年代を舞台にした愛を描いていますが、ここで描かれている愛についてどのように感じていますか。

チ・ジニ:韓国では光州事件のあったときはとても暗い時代だとみられています。でも、そういう時代にも愛があったということをこの作品は描いています。過去も、現在も、未来もいつでも愛は存在していると思います。監督も憂鬱で暗い時代にも愛があったという部分に焦点を当てたいと言っていました。皆様にも辛いことや嫌なことがあっても、必ずそうした中に楽しいこと、美しいこと、幸せがあるということを感じ取ってもらいたいと思います。そういう風に思っていただければ、この映画と通じる部分があるのではないかと思います。

MC:17年間という年の差を演じていますが、どのように分析し、演じましたか。

チ・ジニ:外見は変えざる得なかったのですが、彼の精神状態や愛情は当時のままと変わらず、時間が止まったままなのではないかと思いました。ですから、若い頃の言葉使いなども出るのではないかと考えました。もし、彼が獄中ではなく、外の世界で生活していたなら内面も変わったと思うのですが、ずっとそのままの状態だったと思い、演技をしました。観た方の中には「余り変わっていないじゃないか」という違和感を抱えていた方もいるのではないかと思いますが、これでその理由が分かっていただけたのではないでしょうか。

MC:今の言葉を踏まえて、もう一度観てみたいなと感じましたね。

チ・ジニ:1回と言わず、あと10回くらい観てください。

MC:昨日はトークショーを行ったということですが。

チ・ジニ:日本に来るのは8ヶ月ぶりでした。ただ、日本に来ない時間が長かったので、皆様に忘れられているのではないかなどという心配から、ちょっと怖さもありました。でも、皆様に会い、そうした不安が解消されたので本当に感謝しています。私から皆さんに何かを差し上げたという風に見えるかもしれませんが、逆に私の方がたくさんのことをいただくことができ、感謝しています。お話も弾んだので、ラジオのDJをやってもいいかなと思っています(笑)。

MC:ではラジオのDJを含め、今後予定は。

チ・ジニ:ラジオのDJは後々でもできるでしょう(笑)。今は「スポットライト」という韓国で5月7日から放映されるドラマの撮影をしています。日本でもぜひ放送してほしいと思っています。楽しいドラマで、演じていても手ごたえを感じています。「宮廷女官チャングムの誓い」は3、4年くらい心にとどめてくれたと思いますが、「スポットライト」は5、6年はいけるのではないかなと思っています。ぜひ、観て、笑っていただきたいです。チーズ(※笑いのジョーク)。皆さんの笑顔は本当に美しいですね。

MC:最後にメッセージを。

チ・ジニ:韓国映画をたくさん観ていただき、嬉しく感じています。今、韓国映画界は難しい状況にきていますが、こうした状況はきっと乗り越えられると思いますので、韓国映画界の活性化を祈っていてください。これからもいい作品に出演し、素敵な姿を見せ、皆様の前に立てるように努力したいと思います。健康でお幸せに。そしてたくさんの笑顔を見せてください。ありがとうございました。

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