ハン・ソッキュ 5年ぶりの来日『恋の罠』初日舞台挨拶

内容

4月5日、キム・デウ監督『恋の罠』の公開初日に、5年ぶりの来日となる主演のハン・ソッキュが東京・シネマート六本木にて2回に渡って舞台挨拶を行った。会場は、久しぶりの再会を果たそうという熱心なファンで埋め尽くされ熱気に溢れていた。この熱気に感動したハン・ソッキュは、司会からの質問に一つ一つ丁寧に受け答えをし、とても長いコメントで通訳の方に謝る場面も。

ここでは、1回目に行われた舞台挨拶の模様をお伝えします。


MC:5年ぶりの再開を楽しみにしていたファンの皆さんに一言

ハン・ソッキュ:今日は沢山の皆様に来ていただいてありがとうございます。本当に感謝します。

MC:原題「淫乱書生」、ユニークなタイトルのこの作品に出演したきっかけは?

ハン・ソッキュ:まずシナリオを読んだのですけれども…夜の11時くらいだったと思いますが、そのときの記憶が蘇ってきます。その夜に、シナリオをめくって一気に最後まで読んでしまいました。読みながら面白くて笑ってしまったんです。でも、ラストの場面に来ると感動がくる。そういう風に感じたことを覚えています。 この映画でのメッセージとして私が感じたことは、人間は自分がやりたいことをやって人生を送ることが幸せなんだなということです。そして自分の演技で、自分の体を通じて皆さんに伝えたい、自分の感じた面白さや感動を伝えたいと思いました。




MC:撮影現場での雰囲気はいかがでしたか?


ハン・ソッキュ:現場の雰囲気はこれ以上良くなることは無いと思うほど良い雰囲気の現場でした。キム・ミンジョンさんもイ・ボムスさんもそうです。イ・ボムスさんは私の第二回目の出演作「銀杏のベッド」の冒頭、端役で出演していたのですが、そのときも非常に熱心に役作りをしている姿をよく見ていて印象に残っています。その彼が、いつの間にかこういう堂々とした役を張れる役者になったんだなと非常に感慨深い物を感じました。
キム・ミンジョンさんも、皆様がご存じの通り非常に美しい方ですよね。ミンジョンさん、イ・ボムスさん、そして監督ももちろんですが、彼らの現場はとても楽しかったです。楽しいと言っても、単純に笑いが出て楽しいというだけでなく、役者やスタッフ全体が、自分たちの役割をどうやったらうまくできるか、そういった真剣さも合わさった楽しく良い雰囲気の現場でした。


MC:ユンソを演じて、自身との共通点は感じましたか?


ハン・ソッキュ:ユンソも私も「やりたいことをやっていく」という所です。ユンソは映画の中で“淫乱”な生き方を見つけて、自分のやりたいことをやっていたわけです。私の場合は、高校1年の時にジーザス・クライスト・スーパースターの舞台公演を観まして非常に大きな衝撃を受けました。その舞台で受けた大きな感動で、世の中にこういう仕事が有るんだと知りました。私は当時、歌(声楽)を将来の夢に考えていたのですが、歌や踊り、演技といった俳優という職業があるんだということを印象深く感じました。これが私の夢を実現するきっかけになったのですが、そういう「やりたいことをやっていく」という点が私とユンソの共通点だと思います。
また、違った面としては、ユンソの方が勇気があるということです。ユンソは映画の中で、自分の全てを棄てて「やりたいこと」を成就させていきます。私が今、俳優では無かったとして、ユンソのように全てを捧げてそういうことが出来るだろうか、それほどの勇気が有るだろうかと考えます。


MC:ラストの方で「淫乱」と額に焼き印が有りましたが、ご自身はどのように感じましたか

ハン・ソッキュ:「スカーレットレター」でも烙印を押されたのですが、今回の烙印は全く話が違います。烙印は「自分のやりたいことをやった」代価として押されるのだと思いますが、ユンソは烙印を押されながらも次のアイデアを考えているわけです。あの後話が続くのであれば、ユンソとイ・ボムスさんが演じたグァンホは良いコンビになって次々とやりたいアイデアを実現したんじゃないかなと思います。それでは、ハン・ソッキュが烙印を押されるとしたらどうかと考えたのですが…よく分からないです… 私の甥が通っている小学校で一日教師をしたことがあります。そこでどういう話をしようかと考えました。そのとき話したのが、「自分の好きなことをして人生を送りなさい」ということです。これはこの映画のテーマでもありますが、そうした方が幸福であると思います。自分の子ども達にも常々言っていますが、果たしてどうやって好きなことを見つけていくのかはまだ分かりません。私自身は好きなことをやって生きていると思いますので、そのことはいつも周りのみんなに言っています。

MC:最後に一言お願いします

ハン・ソッキュ:会場に私のファンクラブの方々が来てくださっています。 韓国で私の映画が封切られると、いつも観に来てくださっていて、「今度日本で私の作品が上映されるときは、日本に行くからね」と約束しました。今回、その約束を果たすことが出来て本当に嬉しいです。ファンクラブの方だけでなく、その他の方々も見に来てくださって今日は本当にありがとうございます。

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