『インビジブル・ウェーブ』浅野忠信&光石研 会見 (5月26日 シネマート六本木)

内容

現在、シネマート新宿、シネマート六本木ほかにて公開中(後、全国順次ロードショー)の作品『インビジブル・ウェーブ』。この作品に日本から参加した主演の浅野忠信と共演の光石研の会見が、初日舞台挨拶の前に行われた。 海外で撮影をすること、役者としての互いの存在、そして一躍、世界的な注目を集めてしまった、浅野忠信の事務所の後輩である菊池凛子などについて語られた、この会見の模様を丸々レポート!

当日の舞台挨拶の模様は以下の通り(トークの内容は読みやすくなるように手を加えています)。

Q:浅野さんは『地球で最後のふたり』に続く、海外の作品への出演になりますが、日本映画への出演との大きな違いはどこにありますか。

浅野忠信:海外の作品の場合、直接的なコミュニケーションを取れる部分が楽ですね。

Q:光石さんはタイの監督の作品に出演するのは初めてですが、特に印象的な点はどこでしたか。

光石研:韓国やアメリカの小さな作品には出させていただいているのですが、それと変わりなく、どんどんとフィルムをまわし、撮影していくというスタイルは楽しかったです。

Q:今後、海外の作品に出演される予定はありますか。

浅野忠信:この間までモンゴルで撮影していた作品がありますので、それを日本の会社が買ってくれれば、観られると思います。

光石研:特に予定はありません。

Q:作品の撮影の主な舞台はタイ、監督、脚本家はタイを代表する先鋭的な方ですが、タイの映画作品やタイについて何か感じた部分はありましたか。

浅野忠信:タイは人も温かく、食事もおいしく、映画作りに関しては高いクオリティーを持ったスタッフが揃っているので、撮影はやりやすいです。

光石研:タイの方々は人柄が優しく、僕みたいな新参者でも温かく受け入れてくれます。現場もテンポ良く撮影が進んでいくので、楽しかったです。

Q:浅野さんは光石さんと何度か共演をなさっていますが、この作品での光石さんの印象はいかがでしたか。

浅野忠信:共演は決して多くはないのですが、こういう側面の光石さんが見たいなという面がこの作品には現れていますので、そこは面白かったですね。現場では車の話とか、映画とは関係ない話をフラットにしていました。僕が演じたキョウジという役は心を見失った瞬間があり、三石さん演じる役と決してフラットに話が出来る関係ではなかったのですが、そういう関係がある役は面白かったですね。

Q:光石さんは浅野さんに関してどう感じましたか。

光石研:浅野さんは10年前くらいから知っているのですが、この10年間の経験をきちんと血や肉とし、身に着けています。今回、僕は浅野さん頼りだったのですが、全ての質問に対して大丈夫と言っていただき、撮影中はくだらない話で盛り上がりました。役柄としてもこんなに傷つく浅野さんを見るのは初めてなのではないでしょうか。

Q:今回は旅をする物語でもありますが、旅は好きですか。また、最近、旅で新しい発見はありましたか。

浅野忠信:旅は好きですが、仕事ばかりで行っていません。何処か行きたいですね。

光石研:今年になってからは行っていませんね。何処かに行きたいですね。

Q:浅野さんは今回は料理人という役ですが、そのために料理をするなどの役作りはしたのでしょうか。普段も料理をしますか。

浅野忠信:料理はたまにしかしないです。祖父はふたりとも料理人だったので、俺にも出来るという気持ちもあります。料理を全くしないのですが、自分の包丁や計量カップは持っています。得意な料理は餃子です。

Q:撮影で訪れたマカオと香港の印象はいかがでしたか。

浅野忠信:香港は久しぶりだったのですが、僕が行くとなぜか曇っているんですね。タイのスタッフは撮影中、ホームシックになっていました。マカオは初めてでしたが、本当に良かったです。

光石研:天気は良くなかったですね。僕は香港は南なので短パンとTシャツで過ごせると考えていたら、香港の人たちは薄いダウンを着ていて、あわててジャンパーを買いに行ったりしました。

Q:香港の俳優(エリック・ツァン)と共演した感想は。

浅野忠信:すごい面白かったですね。クリストファー・ドイルが広東語か何かで話し、すごく盛り上がっていました。何を言っているのかは分からなかったのですが。

光石研:僕は共演していないです。

Q:海外での撮影ですが、次に撮影してみたい海外の場所はありますか。

浅野忠信:アジアもいいですが、たまにはハワイでのんびりとか撮影したいですね。

光石研:それは僕が決めることではないので、どこでもいいです。

Q:浅野さんは事務所の後輩の菊池凛子さんの活躍に刺激を受けましたか。

浅野忠信:いきなりセレブになって、俺がモンゴルのろくにシャワーも出ない部屋にいるのに、私、部屋で好きなもの食べてますからの世界ですから、いいなあと思ってました。

『インビジブル・ウェーブ』はシネマート新宿、シネマート六本木ほかにて公開中。後、全国順次ロードショー。