レポート・インタビュー
キャストインタビュー
「師任堂(サイムダン)、色の日記」キャストorスタッフのインタビューを毎週1名ずつ掲載していきます。
今週は、サイムダンを一途に愛する芸術家であり王族のイ・ギョムを演じた、ソン・スンホンさん!


<プロフィール>
ソン・スンホン(宜城君イ・ギョム)
1976年10月5日生まれ。雑誌モデルから芸能界入り。「男女6人恋物語」(96)でブレイクし、「秋の童話」(00)の大ヒットで海外にも熱烈なファンを獲得。その後も「エデンの東」(08)、「マイ・プリンセス」(11)、「Dr.JIN」(12)など話題作に出演。14年の映画『情愛中毒』では過激なラブシーンを演じるなど、年齢とともに益々演技に磨きをかけている。


第1回:2017.8.9掲載
第2回:2017.8.10掲載

ソン・スンホン(宜城君イ・ギョム)#1

― 本作の出演を決めた理由は何ですか?

まず、私なりに長い演技経験がありますが、まさかイ・ヨンエ先輩と共演できるとは全く想像していませんでした。
イ・ヨンエ先輩は、しばらく作品には出演せず、家庭に専念されていたので。
かつイ・ヨンエ先輩はすべての男性の憧れの対象でしたし。

でも、イ・ヨンエ先輩がこの作品に出演されるという話を先に聞いたんです。
続いて私に出演オファーが来た時は、
「本当にこの作品をイ・ヨンエ先輩と一緒にやるのか?」
と驚きました。
想像できなかったし、本当にトキメキました。

そして、私はどうするべきなのかと思いました。

オファーを頂いた役は、イ・ギョムは師任堂のそばで最初から最後まで見守り、王族なので何もかも叶えられるけど、愛のためにすべてを捧げる人物イ・ギョムでした。
そして彼は、妥協せず、その時代の不条理に立ち向かって変えようとする考えが、師任堂と同じでした。
とてもイ・ギョムというキャラクターが魅力的に思われました。

何よりイ・ヨンエ先輩が13年ぶりに出演を決めた作品ということで信頼できる部分もありましたし。
先輩も簡単に出演を決められたとは思えないし。そういう信頼も大きかったと思います。

― シナリオを最初に読んだ時の印象は?

師任堂を素材にしたドラマは、この作品が初めてですよね。
最初にお話を頂いたとき、師任堂の功績はなんとなくは知っていましたが、実際はどんな人生を送った女性なのかが気になりました。
とても素晴らしい画家であり、芸術家であり、立派な母親。
そんな彼女を、監督と作家がどのようにドラマ的に描くかが、この作品のポイントになると思いました。

また、私が演じたイ・ギョムは虚構で作られた人物ですよね。
だから私自身は、より自由に表現したい欲が沸きました。

物語は、師任堂が初恋のイ・ギョムに再会してからの物語が描かれます。
私の立場は、師任堂の初恋の相手で、芸術家で、王族だけど金や名誉よりも師任堂のことだけどずっと見守る、まるで守護天使のような人物。ぜひこの役を演じてみたいと思いました。

― 初めての本格時代劇への出演でしたが、現代劇と時代劇で演じる上での違いは何だと思いますか?

まず、ひげをつけたことが、私にとっては大きな違いですね。(笑)
撮影のある日の朝は、1時間半もメイクをするために費やしたので、そういったことも新鮮でした。
でも...メイクは大変でしたね...。

以前、時代劇『Dr.JIN』にも出演したことがありましたが、その時は現代の医者が過去へとタイムスリップしたキャラクターだったので、言葉遣いを現代劇と同じにしていました。

それに比べて今回の作品では、イ・ギョムは過去の人物です。
でも、監督と一番最初に意見を交わしたのが、時代劇といえば真っ先に思いつく、重くて、定型化されている、そんなイメージから少し距離を置くほうが良いということでした。
監督も作家も同じ意見でした。

特に師任堂は実在した人物なので、なおさら人々の記憶に刷り込まれているイメージがあるんですよね。
良妻賢母、天才画家、立派な母親など。
イ・ヨンエさんも演じながらもそういうことに対して悩んだと思います。
師任堂のイメージを崩さない範囲で演じることを意識したと思います。

だからこそ師任堂のそばにいるイ・ギョムは、より自由な面があっていいと思いました。

― イ・ヨンエさんとの共演はいかがでしたか?

イ・ヨンエ先輩との相性は...... 相性を論じる以前に、一体どれだけの人が俳優生活の中で、イ・ヨンエ先輩と共演できるでしょうか。
僕にとっては撮影しながらとても幸せな時間の連続でしたし、光栄な時間でした。

でも最初は、あまりにも緊張してしまって...
先輩と初めて......サイムダンが大人になったイ・ギョムと再会するシーンが最初の撮影だったと思います。緊張し過ぎて、連続NGを出しました。セリフが出てこなくて。
「僕、どうしたんだろう」と心の中で思いながら、ほとんどその日は、(撮影場所が)民俗村だったんじゃないかと記憶しているのですが、初めて僕が新人としてデビューした日のような気持ちになりました。
すごくドキドキして、NGをものすごくたくさん出して。そんな思い出があります。

でもドラマでは、イ・ギョムとサイムダンが出会って見せる姿は、期待してくださって大丈夫です!
と言いたいくらい一生懸命演じました。大いに期待してください!


― イ・ギョムは生涯、すでに別の男に嫁いだサイムダン愛し続けます。そんなギョムの心境をどう演じたいと思われましたか?

20年ぶりにサイムダンとイ・ギョムが再会したとき、サイムダンだってイ・ギョムのことが恋しかったはずなのに、自分が置かれた現実のせいで何とも思っていないふりをするんです。

その姿を見てイ・ギョムは
「私はずっとあなたのことを思っていたのに。まるで昨日のようにはっきりと覚えてるのに。すべてを忘れたのか」
と告げるのですが、彼のとても純愛な想いが垣間見せることができるシーンで。
本当にサイムダンのことを愛してるんだと感じました。

そして彼は、人妻で子供もいる師任堂を自分のやり方で愛することにしますが、それは夫からすると頭に来ることですよね。「あいつ、何だ?」って。
でも面白いのが、命同様に愛した女性の夫があまりにも無能ゆえに、イ・ギョムが夫を殴ろうとしてしまうシーンもあるんです。普通だったら逆ですよね。(笑)



― サイムダンとイ・ギョムの切ない愛は、セリフというよりも表情やお二人の作り上げた雰囲気で表現されていたことが多いように思いますが、そういったシーンを撮影するにあたり、気をつけたり、お互いに相談したりしたことはありますか?

私は感情シーンを撮影する時、撮影入る前に音楽を聴くほうです。
普段は実はそれほど音楽をよく聞かないんですけどね。

今作では、幼い頃のイ・ギョムと師任堂が出会ってから運命的な恋をして、ある事件によって急に離れ離れになってしまいます。
その子役時代を演じるのは私ではないので、感情をイメージするのは台本に頼るしかなかったです。

子役時代の師任堂とイ・ギョムの美しい出会いと切ない別れを2人の若手俳優が演じたのを見て、参考にした部分はありました。


<第2回へつづきます>


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