レポート・インタビュー
スタッフインタビュー

「師任堂(サイムダン)、色の日記」キャストorスタッフのインタビューを毎週1名ずつ掲載していきます。
今週は、サイムダンの韓服を担当した韓服デザイナーハン・ウニさん!


<プロフィール>
ハン・ウニ(衣装協力※サイムダン韓服)
韓服デザイナー。1985年伝統韓国衣装室をオープン。以降、自身のブランドのファッションショーや著名人への韓服制作と並行して「張禧嬪-チャンヒビン」など時代劇の衣装制作なども担当。

ハン・ウニ(衣装協力※サイムダン韓服)

― 「師任堂(サイムダン)、色の日記」で主人公サイムダンの韓服を制作された経緯を教えてください。

イ・ヨンエさんとは、2002年日韓ワールドカップの時、新羅ホテルで開かれた「韓服と着物のファッションショー」にイ・ヨンエさんが出演されたことがきっかけで、親しくなりました。
その後、ベルリン映画祭、NHKへの出演など国内外の多くの行事でイ・ヨンエさんの韓服をデザインするなかで、お互いの感覚や色に対する信頼が築かれるようになりました。

このドラマは、イ・ヨンエという俳優と韓服が大きな存在となります。
「このドラマで、俳優は演技で、先生は韓服で、日記を書いてほしい」という提案を頂いたことからスタートしました。

― 物語が進むなかで、次第にサイムダンが着ている韓服も変化していきます。韓服に関して、演出家のユン・サンホさんからはどのような希望や提案がありましたか?

まずはサイムダンがどのような状況に置かれても、自分の人生を諦めずに生き抜く情熱を持っていて、人生に堂々と立ち向かう女性だという事を言われました。そして、 気品があるが控えめで、天才的な素質を持った画家としての雰囲気も大切にしてほしいという意見をいただきました。



―韓服の色はどのように選んでいきましたか?

子供時代のサイムダンに関しては、裕福で才気にあふれ、しっかりした性格を存分に表現したいと思いました。
なので、この時代のサイムダンの服は、マカロンのように甘く愛らしい色合いで表現しました。
漢陽に上京したサイムダンも、まだ裕福だったので、高級感をまとった色合いで表現しました。



―サイムダンを演じたイ・ヨンエさんの美しさが、制作なさった韓服によってより際立っていると感じました。イ・ヨンエさんが着る韓服について、制作しながら特に意識した点はありますか?

裕福な子供時代も、自分の命ともいうほどの想い人と別れなければならなかった時も、紙工房で流民たちと共にたくましく作業をしている時も、当代最高の絵、草虫図を描いた芸術家である時も、そのどんな瞬間であっても、最後までサイムダンに備わっていたのは気品です。

作業服でも、木綿の服でも、そんな彼女の気品が感じられる韓服を作ろうと思いました。


―ドラマをご覧になる方に、衣装と関連して特に注目して見てほしいポイントがあれば、教えてください。

韓服は、さまざまな形態がある複雑な衣装ではないのですが、十分に美しさを作り上げられる衣装です。

韓服のペレ(袖下)、ソプコ(おくみの先端)、コルム(紐)、スカートのふくらみなどのラインから、穏やかさと気品を感じられますし、モシ(からむし織)、絹織物、モボンダン(絹織物のひとつ)などから感じられる高級感と、木綿、麻などから感じられる素朴さ―。
韓服1着1着が作り出す自然の色と姿、そしてその中からあふれる気品を感じていただきながら、色で描いていくサイムダンの日記を、目で楽しんでください。


―「師任堂(サイムダン)、色の日記」をこれから見る日本のファンの皆さんに、メッセージをお願いします。

韓服と着物は、違うようで似ていて、似ているようで違う服だと思います。
韓服と着物が似ていると思う点は、真心を込めて着る服からその人の着こなしが感じられ、その人の気品が伝わってくるところで、それはきっとすばらしい共通点なのではないかと思います。

想い人を心の奥深くに秘めるしかなく、情熱的な芸術の魂を抱きながらも、教育者として子供を育て上げたサイムダン。
そのどの瞬間にも気品を忘れず、堂々と生きた彼女の姿がどのように表現されるか、興味をもってご覧いただきたいです。
ありがとうございます。

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「師任堂(サイムダン)、色の日記」

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