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アイラブ♥ソン・スンホン

韓ドラファンにお馴染みのエンタメライター&編集者の高橋尚子さんが贈る、『師任堂(サイムダン)、色の日記』放送前の復習コラム。

今回は、サイムダンと切ない愛を繰り広げる芸術家イ・ギョムを演じた、ソン・スンホンさんにフォーカスします。全3回にわたり、過去作をふりかえりながら彼のキャリアをふりかえります。

第1回:『秋の童話』そして『夏の香り』 (2017.1.11更新)
第2回:タフでセクシーな男       (2017.1.12更新)
第3回:意外な初挑戦          (2017.1.13更新)

第1回:『秋の童話』そして『夏の香り』

 『師任堂(サイムダン)、色の日記』のもう1人の主人公、イ・ギョムを担い、イ・ヨンエと息を合わせるのが、韓流ブームを初期から牽引してきた人気スター、ソン・スンホンです。


『師任堂(サイムダン)、色の日記』より


 甘さと品に包まれた端正な顔立ちを魅力にもつ正統派美男俳優として、デビュー以来、多くのラブストーリーを演じてきた彼。
彼が視聴者から長い間愛され続けてきた軌跡は、そのバイオグラフィーを見ても明らか。そこには、多くの人が見たいであろう"理想のキャラクター"を体現してきた作品たちが並んでいるのです。


 初期の代表作でいえば、2000年の『秋の童話』、そして2003年の『夏の香り』

ご存知の方も多いように、アジアにおける韓流ブームの火付け役になったユン・ソクホ監督の"四季シリーズ"、その1作目と3作目になります。ロマンチックなメロドラマの主人公として女性たちをときめかせたスター性、そして、ユン監督特有の世界観にハマる純粋で繊細な感性、それらが遺憾なく発揮された2本です。


 そして、興味深いことに、この2作で彼が演じたのは、ともに"芸術家"です。

たとえば、『秋の童話』が米国帰りの画家チェ・ウヒョク役、『夏の香り』がイタリア帰りの建築家兼アートディレクター、ユ・ミヌという役どころ。さらにいえば、どちらも愛に一途で、切ない初恋を胸に秘めています。

設定だけ聞けば似通って感じますが、前者がまじめで穏やかな優しすぎる文系男子「静」のキャラクターだとすれば、後者は爽やかで軽やかな明るくアクティブな面もある「動」のキャラで、まるで違った魅力。それは、まさに「秋」と「夏」のイメージで、ソン・スンホンという役者が醸す多様な"色"を魅せるのに十分でした。

ユン監督はこう語っています。
「彼の魅力は、人を惹き込むような"純粋な目"だ」。


つまり、芸術家であり、一途な愛を演じるキャラクターにはぴったりというわけです。

『師任堂(サイムダン)、色の日記』より

今回、『師任堂~』で彼が演じるイ・ギョムは、愛に一途な芸術家であり、その設定は40代です。20代で演じたそれとは違う、より深く切ない演技が観られるに違いありません。



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© KBS media.LTD.


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。

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