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題名の「ローハイド」が何を意味するかについては諸説ある。まず、“RAWHIDE”の語意としては生(raw)の皮(hide)、あるいは生皮で作ったものを意味するのだが、ここから、カウボーイたちが牛を相手にする時に身につけるcahpsと云うオーバーズボンのことだとか、そうではなくムチを指して云っているのだ、という説が現在、よく紹介されている。前者は日本初放送の当時に番組に伴って説明されていたらしく、確かに吹き替えでも「ローハイドを履いて…」と云った表現を聞くことが出来る。後者についてはムチを意味するゆえ“rawhide!”と叫ぶ主題歌の合間にその衝撃音が入っているのだと、なるほどと思える説明だ。
語意を更に調べると、この表現自体は、生皮・原皮と云った狭義の意から派生して、西部劇やカウボーイ、牛や、町の名に至るまで広く用いられているらしく、タイトル付けした人間が具体的に何を意図したかは結局、制作者に聞かねば判然としない、というところである。しかしながら、物語にのめり込んだプロデューサーのワレンが、「ガンスモーク」に続く新作西部劇の特徴を尋ねられて即座に「牛だ」と答えたという話などからして、牛を婉曲して示しているのだという説に、ここでは一票投じたいと思う。
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