ストーリー
誰かに見守られる愛、そして、誰かを見つめ続ける愛―― 並行して展開するふたつのラブストーリーに隠された秘密とは?
姿なき支援者“あしながおじさん”から見守られる
ラジオ局の放送作家、ヨンミの場合
幼い頃に両親を失ったヨンミは、その境遇にも負けず、持ち前の明るさで自分自身の幸せを掴み取ろうとする頑張り屋の少女。そんな天涯孤独の彼女に、いつしか彼女を密かに見守り、手助けする存在が現れる。こっそり大学の入学金を振り込んでくれたり、素敵なプレゼントを贈ってくれたりと、決して姿は見せないものの、彼女が困ったときや落ち込んだときに必ず手を差し伸べてくれるその人を“あしながおじさん”と名付けたヨンミは、いつか彼と出会い、感謝の気持ちを伝えることを夢見ながら、宛先不明の“あしながおじさん”への手紙を日々綴っていた。
“あしながおじさん”がヨンミの前に現れて数年後――、大学を卒業し放送作家としてのキャリアを積んでいたヨンミは、地方ラジオ局から、ソウルのラジオ局へ大抜擢となる異動を命じられる。上司の斡旋で、持ち主が病気療養中のため空き家となっている一軒家を家具付で借りることもでき、順風満帆な新生活をスタートさせたヨンミ。そんなある日、その家のパソコンを開いた彼女は、不思議なEメールを受け取った。ヨンミが異動してくる前、同じ会社で働いていたという以前の住人によって書かれた「1年後の私」へ宛てられたそのメールには、胸が張り裂けそうな一途な片想いの記憶が切々と綴られていた。
ただひたすら片想いの相手を見守り、愛し続ける
内気な少女、ヨンウの場合
その悲しき恋の主人公、ヨンウの恋が始まったのは、彼女が高校生だったとき。そこで偶然、彼女のピンチを救ってくれた、少しぶっきらぼうだが優しい青年、ヒョンジュンにヨンウはずっと片想いしている。しかし、彼と同じ大学に進学し、彼と同じ仕事に就きながらも、ヨンウはヒョンジュンに声すらかけることができない。ヨンウの存在にまったく気付いていないヒョンジュンが偶然落としていった砂時計を手に、ただじっとヒョンジュンを遠くから見つめ続けるヨンウ。そして今、ヨンウは重い病に侵され、ヒョンジュンを見守り続けることができなくなったばかりか、ヒョンジュンの記憶すら失おうとしていた――。
そして、ふたつの恋物語は
≪砂時計≫によってひとつに結びつく――
そんなヨンウの深く切ない想いに心打たれたヨンミは、いままで“あしながおじさん”が自分を助けてくれたように、ヨンウの物語をラジオに放送することで、その想いをヒョンジュンに伝え、ヨンウの恋の手助けをしようと決心する。
一方、ラジオ局の資料室で働く無口で朴訥とした青年ジュンホと出会ったヨンミは、何かとジュンホが気になって仕方ない。それは、ヨンミにようやく訪れた初恋の芽生えだった。雨の中でのレコード・ショップで、早朝のフラワー・マーケットで…、いくつもの偶然の出会いをきっかけに、急速に恋に落ちていく二人。しかしその想いが叶ったとき、ヨンミは砂時計をきっかけに、予想もしなかった事実に気付くことになる――。
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