彩恋

イントロダクション&ストーリー

彩恋

彼氏を目の前に固まった表情のナツ。東京の大学へと行き、遠距離恋愛をしていた彼氏に別れを告げられたのだ。自動車教習所に通うココは未だに教習の最終試験に合格できない。そんな彼女は男は一切信じていない、ルックスとは裏腹の男勝りの女子高生だ。そんなふたりの前でポロリと涙をこぼすマリネは関西からこの海の町に引っ越してきた。一目惚れした男の子に告白する勇気もない、小説化志望の女の子だ。

物語が描くのはこの親友である高校3年生の3人の女子たちの恋の行方プラスαである。大学生の彼氏に振られたナツ、後輩からの猛烈なアタックがあるのに相手にしないココ、告白したいのにその勇気が振り絞れないマリネ。プラスαの部分には彼女たちにとって大切な家族などの恋の行方が入り込んでくる。不安もあるけど、でも毎日が他愛のない楽しみと前向きさに満ちた多感な女子高生たちと家族の姿をコミカルさを交えながら作品は描いていく。


彩恋

監督は自主制作の『サマーヌード』で劇場監督デビューを果たし、その後も中篇『金髪スリーデイズ35℃』、『放郷物語』などオリジナリティに満ちた作品で注目を浴びている飯塚健。この作品も自らの手で脚本を手掛け、その小説版も執筆し、出版している。この作品はプロデューサーから「女子高生を軸にした作品を」と持ちかけられ、かなり自由に書かせてもらったというが、内容的には「自分が持つ女子高生のイメージよりも“ティーン”へのこだわりが強いもの」になったという。例えば、ナツの弟の“初恋”&“脱童貞”的展開(ちょっと懐かしの『童貞物語』風味)や、女子高生3人の他愛もない日々にそうした味わいはきっちりと描かれている。

彩恋

出演はナツ役に『ハチミツとクローバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』の関めぐみ、ココ役に『スウィング・ガールズ』、10月から放送されるNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」のヒロイン役も決定している若手実力派女優 貫地谷しほり、マリネ役に『フラガール』、飯塚健監督の『放郷物語』の徳永えり。その他、奥貫薫、温水洋一、きたろう、高杉亘、細山田隆人、松川尚瑠輝など、ベテランから若手まで個性的な面々が出演している。また、作中に挿入されるSINGER SONGER、くるり、GOING UNDER GROUND、ohanaなど主人公と同世代の若者が支持する曲の数々が作品の雰囲気を大きく盛り上げている。

彩恋

海辺の小さな町で、他愛もない日々の中で前向きに生きていく女子高生たち、彼女たちを見守り、彼女たちが見守る家族たちを見つめる監督の優しい視線。ちょっとやりすぎかなとも感じられる部分もあるが、何よりも親友である女子高生3人の佇まいが印象に残っていく、胸にじわじわと染みこんでくるような作品だ。

キャスト・スタッフ

出演:
関めぐみ、 貫地谷しほり、 徳永えり、 細山田隆人、 小林且弥、 松川尚瑠輝
監督・脚本:
飯塚健
製作:
鈴木健一、 亀井修、 藤原正道、 葛谷健一、 柴田真人
音楽:
神津裕之
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