jackass number two

イントロダクション&ストーリー

「おい、お前と寝たいという女からの熱烈なラヴ・レターが貼ってあるぞ」という誘いに乗って、壁に貼られたラヴ・レターを読んでいる向こうからパンチが飛び出してきたり、強烈な水圧の消防車のホースに?まるロデオに興じたり、男の逸物にマウスのぬいぐるみをつけ、蛇のいるケースへと入れてみたり、牛の焼印押しを自らの尻で試してみようとしたり(しかもその焼印は男の逸物の型だ)と留まるところを知らぬ、“馬鹿!”という一言で片付けられることは間違いない自らの身体を張った挑戦、子供じみた悪戯の数々で綴られた作品が、この『jackass number two』である。

コラム・見どころ

すでに日本でも熱狂的なファンを獲得しているので、そうした方への説明は不要だろうが、この作品はアメリカで圧倒的な支持と嫌悪を獲得している、MTVで放映されている人気TV番組「jackass」の映画版の第2弾。映画の第1弾の大ヒットを受けての待望の、ひんしゅくの第2弾となるわけだ(ちなみに映画版第1弾は日本では特別な部分を編集された(要はカットされたのだが)『ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版』として公開され、ヒットを記録。彼らの存在をマニア以外にも印象付けることになった)。ちなみに製作にはTV版の当初からの付き合いのスパイク・ジョーンズも絡んでいる。これは映画ファンにとっては要注目か?

映画の第1弾は評論化筋から酷評をされたのだが、この第2弾も当然、酷評に次ぐ酷評の嵐。だが、作品自体はそんな評価とは全く関係なく、当然の大ヒットを記録。第1弾では日本も舞台にジャッカスの面々が大暴れしていたが、この第2弾ではインドでのロケを敢行している。でも、観てもらえば分かると思うが、ロケ地がどこかとかはこの面々には全く関係のないことでもある。馬鹿やるために、それなりの場が必要だったということだ(ま、蛇とか蛭とかインドらしいものはあるけれども)。

作品の内容を端的に説明すれば、昔、日本でもやっていた「ドッキリ・テレビ」や「お笑い ウルトラクイズ」などのバラエティ番組、電撃ネットワークの身体を張った芸をスクリーンにとことん、息つく暇もなく映し出していくというもの。裸はもちろん、嘔吐、ウンコ、自らの身体を傷つけるシーンなど目を背けたくなるものも多数ある。ストーリー性があるわけではないので、これを映画というには抵抗があるだろうし、散々な批判を受けるのも当然だろう。でも、映画を観終わったときには、神々しさすら感じてしまうのだから不思議だ。

その神々しさは彼らの姿勢、取り組みから来ていることだけは間違いない。ひとつの難関、チャレンジをクリアしたときの皆の喜び様、仲間が身体を傷つけてしまったときの心配様、恐怖に震えながらも、それをクリアしようと果敢に挑戦するする様、撮影後にもらされるジョークや本音・・・・、大笑いし、時には目を背けながら、なんて“馬鹿!”なことをと思うだろうが、そうしたことに大真面目に徹底的に一体となって身体を張り続けるからこそ、彼らの姿は神々しくなってくるのだ(もちろん、こうしたことのために彼らの身体はボロボロだ)。

セルジオ・レオーネの傑作マカロニ・ウエスタン『続・夕日のガンマン』のテーマ曲(もちろん、エンニオ・モリコーネの作曲)に乗り、砂塵の中をジャッカスのメンバーが進んでいくオープニングの格好良さ(その後に起こることの壮絶さ)から、インドのハリウッドこと“ボリウッド”と往年のハリウッド製(MGM)ミュージカルが結びついたか華麗なるエンディングまで、大笑いしながら、その神々しさに酔うことなしの“馬鹿!ムービー”だ(ちなみにデート・ムービーとしては相手をきちんとセレクトした上でご鑑賞ください)。

キャスト・スタッフ

出演:
ジョニー・ノックスヴィル/スティーヴォー/バム・マージェラ/クリス・ポンティアス/ライアン・ダン
監督:
ジェフ・トレメイン
製作:
スパイク・ジョーンズ
  • コメント

関連ページ

関連サイト

関連タグ

ユーザーレビュー

ユーザーレビューを投稿する

一覧へ戻る