サプライズ

イントロダクション&ストーリー

美容室で働くミリョン。彼女の親友のハヨンはNYからやって来る婚約者に明日会えるので気分も浮き足立っていた。そこで両親に仲をきちんと認めてもらい、結婚へと向かう予定なのだ。でも、その当日、大きな問題が起きる。ハヨンの堅物の父親が婚約に反対しだしたのだ。ハヨンは母親と共に父親の説得に入る。もうすでにこの夜の婚約発表を兼ねた“サプライズ・パーティ”はセッティング済みなのだ。ハヨンの彼氏を空港まで迎えに行き、その夜の出来事などを一切話さず、引き止めておいてと頼まれたのが、店長に渡す紙袋を持って空港に向かう予定だったミリョン。結局、店長には必要なものを渡せなかったが、ハヨンの彼氏らしい人物は何とか見つけることが出来た。そこからが一苦労。ハヨンのことは話さずに、なんとか彼氏を引きとめようとミリョンはあの手この手の時間稼ぎの策を弄していく。一方、ハヨンの説得工作はびくともしない壁にぶち当たっていた。

コラム・見どころ

 親友の諸事情から、その婚約者を理由を話さずに引き止めておかなければならなくなった女性。僅か数時間の間に彼女は彼のことが気になり始めて・・・・。『マイ・ブラザー』のシン・ハギュンが翻弄される男性を演じる、韓流らしいポップなロマンティック・コメディ。

作品のオープニングではミリョン、ハヨンたちが男に関する持論を展開している。「男なんて爪切りよ」、「男なんてラーメンの汁よ」と“必要な時にだけあればいい”などというありがちな、身勝手な内輪話なのだが、ハヨンの気持ちは「どんな格好をすればいいかな」などとすでに明日へ向かっている。実はミリョンたちにしても、そんなハヨンのことが嬉しく、うらやましくて仕方がないのだ。このまま、明日はハヨンの将来が決定するサプライズ・パーティーが盛大に開催されて・・・・などと思っているのだが、予想もしない問題が襲い掛かる。

ハヨンの愛する彼氏はハワイの女性と韓国の男性との間に生まれたハーフ。そのことを知った堅物の父親は結婚に反対。この堅物は外国人が嫌いらしいのだ。ここからハヨンと母親の説得が始まるが、山はびくともせず、母親もハヨンに「あきらめなさい」とさじを投げる始末。ミリョンは店長に頼まれたものを届けるために空港に向かうことになっていたのだが、ハヨンに彼氏のジョンウを引き止めるよう頼まれる。しかも、そのことを知られずにだ。結局、店長への届け物は間に合わず、前日の失態もあったので無能呼ばわりされ、ミリョンはジョンウを探すことに専心する。でも、すでに飛行機は到着済み。空港でのてんやわんやがまずスタートする。

ジョンウの特徴は“眼はチャン・ドンゴン”、“口はチャ・テヒョン”、“カラシ色のコートを着ている”ということ。ついでに書けば、“飲料を飲んでいる時の咽仏のドクンドクンがセクシー”なのだという。そんなので分かるはずもないが、苦労の末に“らしき”人物を発見。とにかく引き止めるために彼女が用いた手段はコートにわざとコーヒーをかけ、クリーニングの時間を稼ぐということだった。これでハヨンのトラブルが解決すればよかったのだが、山は動きもしない。結局、ジョンウを無理やり車に乗せ、ソウルまで送ると言いながら、海岸へと向かうことに。この後も延々と時間稼ぎのゲームが続くが、それはいつの間にか鬼ごっこのような逃げ出そう、捕まえなきゃという状態に入っていく。本当のことを話せば、それで解決しそうなのに、そうしないのが、友人のためには一生懸命になるといわれるミリョンの性格なのか。しかも物語はこの後、ミリョンのしつこい元カレが登場してきたり、誤解が生じたりと更なる大混乱へと突き進んでいく。

そんなミリョンを演じるイ・ヨウォン(『子猫をお願い』、『アタック・ザ・ガス・ステーション!』)がなんといっても魅力的だ。友人のためにジョンウをなんとか捕まえたままにしようと奮闘しながらも、僅か数時間なのに彼のことが好きになっていってしまう内気で不器用なんだけど大胆さも持った女性ミリョン。作品を観れば、彼女(ミリョン&イ・ヨウォン)のことをきっと応援してあげたくなってしまうはずだ。また、ジョンウを演じるシン・ハギュン(『JSA』、『ガン&トークス』、『復讐者に憐れみを』)もクールで飄々とした青年を好演している。

タイトルの『サプライズ』はハヨンとジュンウの婚約発表を兼ねた“サプライズ・パーティ”の“サプライズ”、ハヨンの親友のミリョンがジュンウを好きになってしまう意味での“サプライズ”である。そして、作品にはその他にも様々な“サプライズ”、とっておきの“サプライズ”も用意されている。オープニング・タイトル、音楽などもポップな感覚も散りばめられた、誰もが楽しめる“サプライズ”な小気味よさ満載のロマンティック・コメディだ。

キャスト・スタッフ

出演:
シン・ハギュン『JSA』『ガン&トークス』
イ・ヨウォン『子猫をお願い』、キム・ミニ『純愛譜』
監督:
キム・ジンゾン『コッチルマル』

2002(C)CJ Entertainment Inc.

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