清風明月

イントロダクション&ストーリー

1623年、朝鮮王朝時代。エリート武官訓練所「清風明月」で、武術を学んでいたギュヨプ(チョ・ジェヒョン)とジファン(チェ・ミンス)。剣の腕が互角だった2人はよきライバルであり、無二の親友でもあった。訓練所を巣立ったあと、ギュヨプは国境警備の仕事に就き、ジファンは朝廷の警護武官になった。しかし、その後反乱が起き、ギュヨプは部下たちの命を救うために仕方なく反乱軍に加わることになり、宮廷の警護をしていたジファンを、自らの剣で刺してしまった。その後朝廷の王権が交代したが、世の中は乱れたままだった。あるとき、反乱軍を主導した貴族たちが、次々と襲われるという事件が起きた。目撃者から、刺客の剣には「清風明月」という文字が刻まれていたと聞いたギュヨプの胸には、その刺客はジファンかもしれないという思いがよぎる・・・。

コラム・見どころ

本格的韓国武術映画としては初めて、韓国国内で撮影が行なわれた作品で、1,450人のエキストラが行列を作り、10億ウォンの費用と2年間の年月がかけられたというラストシーンが最大の見所。

本作のテーマは、ズバリ"男の友情"。いつも心清らかに、明るい月を愛でることのできる平和な世(清風明月)を願っていたはずの2人が、敵として戦うことになってしまうという悲しい運命。男の友情を語るのに、言葉はいらないということだろうか。回想シーン以外では、2人はほとんど言葉を交わしていない。しかし、ラスト数分前の"目"が、すべてを物語っているのだと思う。このシーンのために、それまでのすべてがあったのかもしれないと思うような2人の"目の演技"に、ぜひとも注目してほしい。紅一点のキム・ボギョン(師匠の娘・ション役)は、出番はそれほどないのだが、3ヶ月剣術の練習をしたというだけあって、凛々しい姿が印象的だ。

『結婚物語』で監督デビューを果たしたキム・イソク氏が、数本のコメディー映画を撮り終えた後、ついに完成させた念願の武術映画が本作。『イエスタディ』や日韓合作映画『SEOULソウル』に主演して、日本でもよく知られているチェ・ミンスと、『悪い男』や『受取人不明』などのキム・ギドク監督作品に出演して名を上げてきたチョ・ジェヒョン。2人の名優が火花を散らす競演で、"男の美学"を堪能しよう。

キャスト・スタッフ

出演:
チェ・ミンス/チョ・ジェヒョン/キム・ボギョン
監督:
キム・イソク
脚本:
チャン・ミンソク
脚色:
マ・デヨン/キム・ヘゴン/パク・ゼイオク
撮影:
ムン・ヨンシク
配給:
ファインフィルムズ
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