バンジージャンプする

イントロダクション&ストーリー

1983年のある雨の日、「バス停まで入れて」と、突然自分の傘に入ってきた女性に運命的なものを感じた大学生のインウ(イ・ビョンホン)。名前さえも聞かなかったなんて・・・と、悪友たちにからかわれていたインウだったが、なんと彼女が大学のキャンパスを横切るのを発見。後をつけていくと、同じ大学の彫刻科に学ぶテヒ(イ・ウンジュ)であることがわかった。

それからのインウは、自分の必須科目もそっちのけで彫刻クラスに通いつめた。やがて2人は付き合うことになるのだが、彼らの前には「兵役」という避けられない別れが待っていた。インウが兵役のため旅立つ朝、必ず見送りに行くと約束したのにテヒは現れなかった。そして2000年3月、高校の国語教師・インウは、担任となった新しいクラスで挨拶を始める。すでに他の女性と結婚して1児の父となっていたが、心の奥ではずっと、テヒを待ち続けていた。果たしてテヒは、彼の前に現れるのだろうか・・・。

コラム・見どころ

大ヒット作『JSA』に出演後、その成功によって舞い込んできた40本以上のシナリオの中から、イ・ビョンホンが即座に選びとったのがこの作品。

前半は、恋にオクテな大学生を演じるイ・ビョンホンの、純朴さやいじらしさなどが見所。特に、両手がふさがっているテヒの靴紐を結んであげた後、「あなたに魔法をかけました。物を掴むときに、小指をこうやって立てるようになりますよ」と言って、恥ずかしそうに去っていく姿が印象的だ。高校教師になってからの後半は、「愛さずにはいられない人」と出会ってしまったインウの、"あるべき自分"と"抑えきれない気持ち"との間で苦悩する姿を、抑えた演技でじっくりと表現。細部にまで気持ちが込められた繊細な演技に、見ているこちらもせつなさで胸がいっぱいになる。前半で、いくつかモヤモヤする部分が残ったが、それらはラスト付近で、1983年と2000年をシンクロさせながら少しずつ明かされていく。すべてが明らかになるシーンは、列車の窓を上手に使うことにより、美しい映像に仕上がっていた。

キム・デスン監督は、なんと本作がデビュー作。イ・ビョンホンの実力に加え、『ブラザーフッド』(2004年)でチャン・ドンゴンの恋人役を演じたイ・ウンジェのフレッシュな魅力、そしてディティールにまで細かく気を配った演出により、見終わった後、「愛の永続性」について考え、語らずにはいられなくなるような作品となった。インウが担任するクラスの男子生徒役、どこかで見たことがある・・・と思っていたら、ドラマ『ホテリアー』にレストランのボーイ役で出演していたヨ・ヒョンス君だった。『ホテリアー』ファンは、彼の演技にも注目!

キャスト・スタッフ

出演:
イ・ビョンホン/イ・ウンジュ/ヨ・ヒョンス/ホン・スヒョン
監督:
キム・デスン
脚本:
コ・ウンニム
撮影:
イ・フゴン
音楽:
パク・ホジュン
配給:
IMX
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