オオカミの誘惑

イントロダクション&ストーリー

両親の離婚後、父親に引き取られていたハンギョン(イ・チョンア)は、父の死をきっかけに母親を頼ってソウルへと上京した。かつて思いを寄せていたテハンに会えるのを楽しみにしていたのだが、昔よりずっとキレイになっていたハンギョンの友達とテハンが付き合っていると知りショックを受ける。しかし落ち込んでいるハンギョンの前に、同じ高校のヘウォン(チョ・ハンソン)と、隣の高校のテソン(カン・ドンウォン)という2人のナイスガイが現れ、なぜか気に入られてしまう。2人からの猛烈アタックが開始されるが、どっちも選べず揺れるハンギョン。そんな3人の関係も、ある事をきっかけに少しずつ変化していくのだった。

コラム・見どころ

原作は、18歳の少女が書いたインターネット青春恋愛小説で、300万件を越えるアクセスがあったという感動作。

ちょっと強引でワイルドなヘウォンと、人なつっこくてなんだか放っておけないテソン。当然、ヘウォン派とテソン派にわかれるところなのだが、私は見始めるまで自分がどっちになるか予想できなかった。でも、いざ見始めたら意外とあっさり決定。雨の中、突然ハンギョンの傘に入ってきたときのテハンの目に、すっかり落ちてしまったのだ。あんな目で、「前に会ったことあるよね?」なんて言われたら、なくても「はい!」と言ってしまいそう。そんなイケメン2人に思われるヒロイン・ハンギョンは、正直あまりパッとしない地味な女の子だ。あえて「女の子から見てあまり嫉妬を感じさせないような女優」を選んだとのことなので、その意味では成功かもしれないが、「なんであの子が?」と思ってしまう人も多いかもしれない。まあそこは、「平凡な女の子でも、ステキな出会いが訪れるチャンスがあるのだ!」・・・という夢を見させてくれる作品として楽しもう。

ただこの作品は、単に少女漫画的な"高校生の三角関係"を扱った「学園モノ」ではない。学校でのシーンがあまり出てこないせいもあるが、私は時々、彼らが高校生であることを忘れてしまった。"家族"や"運命"というテーマと絡めたせつない愛の物語で、ハンギョンは"嫉妬"や"誤解"で傷つきながらも、ラストでは静かで温かく、そして深い愛に包まれる。

監督は、『パク・ホンゴン家出事件』(1996年)やアン・ジェウク&チェ・ジウ出演の『キスしようか』(1998年)などで知られるキム・テギュン。アクションファンタジー『火山高』(2001年)を手掛けただけあって、ノーワイヤー&ノースタントで挑んだ主演2人のアクションシーンも必見!

キャスト・スタッフ

出演:
チョ・ハンソン/カン・ドンウォン/イ・チョンア
監督/脚本/脚色:
キム・テギュン
原作:
クィヨニ
撮影:
ジン・ヨンファン
照明:
パク・コヌ
美術:
キム・ヒョンオク
衣装:
キム・キョンミ
音楽:
イ・フンソク
オリジナルサウンドトラック『オオカミの誘惑』(2,520円税込)
ソニーミュージック・ジャパンインターナショナル
主題歌:
イ・スフン『告白』
配給:
シネカノン
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