映画の距離感
松田優作が映画とTVとの演技差について、一歩の歩幅で表現した有名な発言があります。どのような発言であったかはうる覚えなのですが、ただの1歩でも映画とTVでは演技での幅が全く違うということを言っていました。これはスクリーンとTVの大きさのことです。映画は好調のように言われていますが、ここ数年の動員数は決して増えていませんし、年齢層もどちらかといえば高くなっていると感じます。映画=娯楽ですが、娯楽の中での位置づけは低下しているというのが映画、映画館の現状だと思います。
そういうときに先ほどの松田優作の発言を思い出すことがあります。スクリーンで観る映画とTV画面で観る映画(といっても最近は大画面傾向にありますが)の差。暗闇で観る世界と白昼で味わう世界の差。この差の面白み、醍醐味をどうやれば味わってもらえるのか、感じてもらえるのか。そういう部分からの発信も考えなければならないのかもしれません。
