2009年6月30日

映画の距離感

松田優作が映画とTVとの演技差について、一歩の歩幅で表現した有名な発言があります。どのような発言であったかはうる覚えなのですが、ただの1歩でも映画とTVでは演技での幅が全く違うということを言っていました。これはスクリーンとTVの大きさのことです。映画は好調のように言われていますが、ここ数年の動員数は決して増えていませんし、年齢層もどちらかといえば高くなっていると感じます。映画=娯楽ですが、娯楽の中での位置づけは低下しているというのが映画、映画館の現状だと思います。

そういうときに先ほどの松田優作の発言を思い出すことがあります。スクリーンで観る映画とTV画面で観る映画(といっても最近は大画面傾向にありますが)の差。暗闇で観る世界と白昼で味わう世界の差。この差の面白み、醍醐味をどうやれば味わってもらえるのか、感じてもらえるのか。そういう部分からの発信も考えなければならないのかもしれません。

2009年6月29日

谷根千で「私は猫ストーカー」を観る

先日、谷根千でのチラシ配りで偶然にもストーキングしてしまった「私は猫ストーカー」。谷根千での先行上映会に行ってきました。六本木ではなく、新宿で上映される作品なのですが、端緒ながらも多少はかかわりを持った作品だったので、ご招待に甘え、観てきました。会場は満席、立ち見での鑑賞となったのですが、本当に良い作品でした。

間違いなく猫好きは満足でしょうが、猫をストーキングするという話が主題ではなく、ストーキングは魂を込めたかのように出来るが、実生活では普通、でもどこかポワンとした感覚に満ちている日常を切り取ったドラマが主題になっています。なんてことはないが、他人から観るとクスクスしてしまう日常が上手く描かれている作品です。素晴らしい内容ですよ。

上映後に原作者の朝生ハルミンさんがトークショーに登場したのですが、この雰囲気がまさに「猫ストーカー」の主人公ハルそのものでした。

上映後は、根津の良い居酒屋でⅠ氏と呑んでグタグタ。

2009年6月25日

青山ブックセンターに裕次郎のポスターが

不夜城六本木の青山ブックセンターに"日活シネマクラシックVol.1"〈ヒーロー 石原裕次郎〉の貴重な5枚のポスターのうち1枚が貼られました。上映期間中には関連書籍の特集もやってくださるようです。

六本木という街はその不自由さゆえに、隠れ家として繁栄した面があり(米軍やマスコミの存在も大きかったのですが)、そのため多くの芸能人が集まるようになった、ということを読んだことがあります。石原裕次郎もそんな芸能人、スターのひとりでした。石原裕次郎を六本木で上映するということにはそういう意味もあるなと感じています。

2009年6月24日

ヒーロ 石原裕次郎 ポスターはたった5枚

7月11日より始まる石原裕次郎23回忌特集上映 ヒーロー石原裕次郎のポスターが出来上がりました。チラシと同じ絵柄でB2サイズです。このポスター、たった5枚しかありません。予算のない中、デジタル出力で5枚のみ作った貴重なものです。

そのうちの1枚はとある書店に飾られる予定です。この石原裕次郎も含めた、7/11から12週にわたって続く日活映画の特集上映に合わせた書店でのコーナー展開が決定したのです。詳細は後日お知らせします。

2009年6月23日

39枚の年賀状、宮崎物産展開催中!

現在、11:00、13:25と1日2回上映中の「39枚の年賀状」。連日多くの方が来られています。この作品の舞台は宮崎県ということで、劇場では宮崎県の物産展も開催しています。宮崎地鶏の焼き鳥、日向夏のケーキ、マンゴークッキーなど色々と取り揃えていますので、映画と共に物産展もお楽しみ下さい。

2009年6月22日

最近のお気に入り「ホットケーキはすてき」

映画とも映画館ともまったく関係ありませんが、最近のお気に入りの1曲が「ホットケーキはすてき」です。子供が見ている「おかあさんといっしょ」の6月の曲ですが、私が気にいってしまいました(もちろん子供も!)。知る人ぞ知る才女 加藤千晶さんの作詞作曲なのですが、この曲、アメリカンロックで、ブルース進行です。教育テレビの子供番組にブルースですよ。でも、そういう部分を感じさせないくらいに言葉遊ぶが面白く、歌うお姉さんの声質と雰囲気にぴったりなんです。ちょっとトーキング・ブルース風になる所の「あ~」というキメは本当に素晴らしすぎ。グッド・タイム・ミュージックと呼ばれるジャンルがあるのですが、この歌なんてそこにまさにぴったり。でも、基本はブルースなんだよ。

ということで、酒飲みながら、加藤千晶さんのCD聞いている宵です。

2009年6月21日

雨の日は・・・・。

今日は休日でしたが、生憎の雨。予定もなくなり、ほぼ1日を家で過ごしていました。

雨は映画館の客足も左右します。どちらかといえば、お客さんの足が遠のくのです。今日みたいなドシャーっと降る日はなおさらです。今日はイベントもあったので、そちらの方に影響がなければよいなと思っていましたが・・・・。

しかし、週末は雨が多いですね。

2009年6月20日

大盛況&申し訳ありませんでした。

本日公開となった「39枚の年賀状」、「スリーカウント」。どちらの作品も初日舞台あいさつがあったこともあり、満員御礼の大盛況となりました。座席が早々と埋まったしまったため、わざわざ足を運んできたのに入場できなかったお客様、入場したものの立ち見となったお客様、本当に申し訳ありませんでした。

「39枚の年賀状」は宮崎県が舞台ということもあり、宮崎出身の方々が、「スリーカウント」には当然のようにプロレスを愛してやまない方が、多数集まっていました。「39枚の年賀状」には話題のあんな方も客席にいたようでした。「スリーカウント」には現役の女子プロレスラーの方がいらっしゃったのですが、その体格が小柄でルックスもかわいらしいのにちょっと驚きました。街を歩いていたら、プロレスラーどころか、体育会系とも感じない普通のルックス。そんな子たちがすべてをかける女子プロレスの世界が「スリーカウント」には描かれています。物語の内容もですが、彼女たちを間近に見ると゛等身大"という言葉が本当にしっくりくるなと感じました。

2009年6月19日

「猫ストーカー」をストーカーとか・・・・。

〈日活シネマクラシックス ヒーロ 石原裕次郎〉のポスター出力の打ち合わせを終えた後、谷根千(谷中、根津、千駄木方面へ。諸々の作品のチラシ配りです。順調に配り続けていると、とあるお店で「今日はこの前にもチラシ配りに来たよ。こういう日もあるよね。」と。尋ねてみると、シネマート新宿で7/4より上映となる『私は猫ストーカー』のチラシを配っていたようです。『私は猫ストーカー』の撮影の舞台となったのはこの谷根千。鈴木監督自らが配っていたようでして、その足跡をたどる私はまるで「猫ストーカー」をストーカーしているかのようでした。『私は猫ストーカー』の配給先であるスローラーナーのブログにもこの日のことが書かれていました。ちなみに、『私は猫ストーカー』6/29に谷根千での先行イベント付上映も行われます。

 

2009年6月18日

再び、アントニオ猪木酒場!

前日に続き、アントニオ猪木酒場再訪。といっても、今回は池袋店です。巨大な猪木人形に出迎えられ、6/20から始まる女子プロレス青春ムービー『スリーカウント』のポスターとチラシを置かせていただきました。ありがとうございます。

その後、池袋を散策(といっても、チラシまきです)。ほとんど縁のない街であったこと、時間も限られていたのでうまく徘徊できなかったのですが、前から気になっていたお店には「日活シネマクラシック 石原裕次郎」のチラシをおかせていただくことができました。池袋からは少し歩くのですが、噂どおりの良いお店でした。

2009年6月17日

アントニオ猪木酒場

女子プロレスの現状を地で行ったかのような、ガールズ青春ストーリー『スリーカウント』の宣伝のため、新宿のアントニオ猪木酒場にポスターとチラシをもちこみました。話には聞いていましたが、アントニオ猪木酒場、ゴージャスです。センターがリング状になっています。お客さんが入店すると、試合開始のようにゴングが「カーン」と打ち鳴らされます。プロレスの試合がモニターで流されています。猪木の年譜が壁に書かれています。リングシューズに加え、IWGPのベルトまでありました。プロレス好きには涙、涙です。さて、6/20公開の『スリーカウント』のポスターは無事に掲示されているのでしょうか?

2009年6月16日

23回忌 石原裕次郎 特集上映決定

今朝、ボケーっとTVを観ていたら、石原裕次郎の23回忌法要の記念品に75万通もの応募が来たとのニュースをやっていました。5万名に対して75万名ということは15倍の倍率ですから、無料とはいえ、裕次郎人気のすごさを改めて見せつけられた感があります。

この23回忌法要にあわせてというわけではないのですが(企画としてはずっと前から決定していたわけです)、シネマート六本木でも往年の日活映画を上映する〈日活映画クラシック)の第1弾として、裕次郎が最も裕次郎らしかった日活時代の映画の特集"23回忌 ヒーロー 石原裕次郎"という企画を上映します。

上映作品と料金は以下の通り。なんと2本立での上映となります。

7/11(土)~7/17(金)
  『陽のあたる坂道』&『世界を賭ける恋』

 7/18(土)~7/24(金)
  『あじさいの歌』&『男と男の生きる街』

 7/25(土)~7/31(金)
  『銀座の恋の物語』&『太陽への脱出』

 8/1(土)~8/7(金)
  『赤いハンカチ』&『栄光への挑戦』

 ◎連日 11:00スタート(二本立て興行)
  料金:一般・大高:\1,200 シニア:\1,000円

 ★8/7(金)にはオールナイトも実施!
  上映作品:「男と男の生きる街」「太陽への脱出」
       「赤いハンカチ」「栄光への挑戦」
  料金:¥2,000均一

2009年6月15日

お問い合わせ

ここ数日はひっきりなしに劇場の電話が鳴っています。そのほとんどが「大秦帝国」へのお問い合わせです。「上映時間を教えてください」というものがほとんどなのですが、その回答にくわえ、多くの方が「PART1と2に分かれていて、各々4時間あります」という説明をすると絶句しています。それと多いのがこの劇場への行き方です。正直、表通りにある劇場ではないので、この行き方を理解してもらうのが、なかなか大変なのです(覚えてしまえば、単純なんですがね)。迷いながらたどり着く方も多く、そんな時はスタッフ一同、本当に申し訳ありませんと思っています。駅から本当に近いんですけど、遠いんですよね。

問い合わせでは「○×やってる?」というのも多いです。○×には映画のタイトルが入るのですが、最近だと「T4」「ルーキーズ」が多いです。そういう問い合わせの多い映画は間違いなくヒット作ですね。

10年以上前は映画を見るとなれば、「ぴあ」などを片手に時間と劇場を調べ、塗りつぶしたりしていましたが、情報の入手がネット環境になったこと、シネコンが当たり前になったことなどから、そういう状況も変わったんだよなと改めて実感しています。うちの劇場もですが、シネコンはスケジュールが1週間で変わりますし、時間もぎりぎり数日前まで決まりません。お客さんの目線に立って、ここはどうにかしなければいけない部分だなと常々感じてはいるのですが・・・・。

2009年6月14日

大秦帝国、トークショー!

本日は朝一番から「大秦帝国」の上映があるから、劇場前には開館前から行列。朝の10時から夜の8時過ぎまで多くのお客様が「大秦帝国」を堪能してくださったはずです。本日はそんな「大秦帝国」を見に来ていただいた方のために、中国史を語らせたら随一の来村先生と「歴史群像」編集長のトークショーが行われました。これを目当ての方もいたようですが、確かにこれはおもしろいなあと、劇場の外で漏れてくるトークの内容を聞きながら「うん、うん、うん。」と納得。そんなわけで、当然のように先生の本(本日のみサイン入り)はもちろん完売となりました。

次回のトークは来週の6/21.レキシルズの方と時代屋の女将が存分にファン心理で「大秦帝国」の魅力を語りつくしてくれるはずです。

2009年6月13日

山形スクリ~ム

本日、「山形スクリ~ム」のスタンディPOPが届いたので、

いち早く作ったスタッフです。

いやぁ、図画工作って好きなんですよ。

ってことで出来上がったのをいち早くみなさんへ

 

IMG_1958.JPG

 

 

めっちゃおっきくて作っている途中からどこ置こうか悩んだくらいです。

もう天井に届きそうで・・・

写真も、成海璃子ちゃんが光ってしまって・・・

 

なのでその部分だけ拡大します。↓

IMG_1961.JPG

ちなみに、璃子ちゃんの左側の青い落ち武者は・・・

 

沢村一樹さんですよ! (ビックリ!)

予告編を観たんですが、

いやぁ、いかにも面白そうって感じです。

竹中直人監督作品なので・・・竹中ワールド満載なんでしょうね。

 

シネマート六本木も公開は8月1日の映画の日からですので、

ぜひ、観に来てください。

 

山形スクリ~ムのHPはこちら

http://yamagatascream.gyao.jp/

2009年6月12日

明日(6/13)からは10本の作品を上映!

土曜日は映画館にとっては、新しい作品の初日となります。前日の金曜日である程度の作品が終了し、この土曜日から新たな作品へと変わるのが通常なのですが、明日からのシネマート六本木は、これまでの作品が好評のため終了せず、新たに3本の作品が加わり、全部で10本の作品が4つのスクリーンで上映されます。明日から新たに加わる作品は「余命1ヵ月の花嫁」、「ニセ札」、「パッテンライ~南の島の水ものがたり~」となります。ぜひ、劇場に足を運んでください。

タイムスケジュールなどはシネマート六本木のサイトで。

2009年6月11日

新宿ゴールデン街へGO!

社内打ち合わせなどを終えた後、新宿のゴールデン街へ。これから上映するこんな作品、あんな作品のチラシ&ポスター貼りです。

「こんにちは。映画館のシネマート六本木といいますが、映画のポスターとチラシを置かせてください。」、「はいどうぞ。あいているところに貼っといて。」、「ありがとうございました。」「ごくろうさまでした。」と、こんな具合に宣伝活動は続いていきます。時にはその作品のことや、諸々で話が大いに盛り上がることもあります。1杯呑んでしまおうかなとも思うのですが、そこは終了するまで我慢です。ポスターを貼っていいといわれても貼るスペースがなかったりもします(劇団の公演など様々なポスターで埋められているのです。終了しているものははがして貼れるのですが、これからのものの場合、貼るスペースを探すか、なければ、あきらめるまでです)。昨日の夜は石原裕次郎のチラシを持っていたので、裕次郎ばなしの花が各所で咲きました。

ひとりで持っていく量は限られているので、昨日はゴールデン街をほぼ半分巡ったところで弾がつき終了。この続きは近々に行う予定です。

昨日も1軒、1軒チラシやポスターを持ち込みながら感じたのですが、ゴールデン街は本当に寛容です(時にはもちろん手厳しいですが)。こういう風にポスターやチラシを持ち込み、引き受けてくれる街は確実に減ってきているので、本当に大切な宣伝の場所でもあります。

2009年6月10日

携帯サイトが出来ました!

シネマート六本木をはじめ、新宿、大坂の心斎橋を網羅した携帯サイトがやっと出来ました。これからは携帯でシネマートのスケジュール、作品情報などが確認できますよ。この携帯サイトに尽力してくださったSPO本社のAさんとIさんには感謝です。QRコードを貼っておきますので、チェックしてください。

シネマート劇場公式モバイルサイトQRコード.jpg

2009年6月 9日

揺れる1800円。前売り券の意味。

映画の鑑賞料金1800円は揺れているという話の続き(当然ですが、ここに書いていることは私見に過ぎません)。レディースデイ、映画ファン感謝デイに加え、メンズデイなどの割引により、映画を1000円で鑑賞できる機会も増えています。そういった中、1000円より高い、前売り券の意味も問われている気がします。

前売り券は映画館側にとってはその映画がヒットするかどうか、どれくらいのお客様が集まるかという目安になります(売れ数です)。これはこれで重要なことです。ですから、前売り券にはいわゆる「おまけ」がついたりします。保険を得るために、ひきを作るわけです。

お客さんはこのおまけがほしくて、絵柄がほしくて、当日よりも多少安く入りたいと考え、この前売り券を購入するはずです。

でも、映画だけを観たいという風に考えれば、前売り券はお客さんにとって必ずしも安いものではありません。また、前売り券は作る側にとってもコストがかかります。

となると、前売り券の意味というのも多少揺れているのではないかと感じざる得ないのです。でも、劇場にとって前売り券は保険という意味、それ以外でも必要なものです。ここの部分には新たな可能性も詰まっているなと個人的には考えているのですが。

2009年6月 8日

映画=1800円。

大人が普通に映画館へ行って支払う鑑賞料金は1800円。これはほとんど誰もが知っていることだと思う。巷のブログにもこの1800円を基準に映画の面白さ、価値を根付けしているものが多いですが、映画の1800円というのは揺らぎだなと感じることも多いです。

例えば、前売券を買えば、この1800円より安く映画を鑑賞できます。シネマーと六本木の場合は、月曜は男性、水曜は女性、木曜はシネマートポイントカード会員、そして毎月1日の映画ファン感謝デイは1000円で映画を鑑賞できます。この1000円というのはほとんどの場合、前売り券より安い価格となっています。また、60歳以上のシニアの方々、50歳以上(片方でOK)の夫婦、高校生3人以上(いずれも年齢証明が必要です)は1000円です。映画を好きな方はこれらの割引の日をうまく利用することになりますので、割引対象の日は休日並みに映画館が込み合うこともあります。お客さんは分かっているし、映画館側も分かっているのです。となると、1800円という価格は揺らぎでしかなくなるのですね。

私自身は美術館へ行く、ライブハウスへ行くなどということとどこかで比較しながら、映画館の料金を考えることが多いです(もちろん、DVD、レンタルもあります)。そういった中で1800円でいいのかな?とも感じています。映画は娯楽ですが、世間的には(特に若い人の間で)その位置は低下しています。そういった中、映画館へ足を運んでもらう根本的なことが問われている気もします。1800円という揺らぎの価格もそこに連なっている気がしています。

2009年6月 7日

一本気な映画たち

シネマート六本気!というブログタイトルには「一本気な~」というキャッチがくっついています。私自身は全然一本気でもなく、どちらかといえばフラフラ状態なのですが、ことシネマーと六本木で上映している映画に関しては、一本気という言葉がぴったりくるかもしれません。

例えば、現在上映している「長江にいきる」はビンアイという女性の一本気な生き方をとらえたドキュメンタリーですし、「大秦帝国」はその圧倒的なボリューム、国を何とかしようと立ち上がった男たちの生き方がまさに一本気です。「おっぱいバレー」「クローズZEROⅡ」の男の子たちなんてそれ以外の言葉が浮かんできません。

ロングラン上映中の「チェイサー」もそういった作品です。主人公は勿論、この作品には監督の一本気な芯が通っています。先日、「チェイサー」を観終わった男性のお客様に「本当に面白いですね」と声をかけられました。その前の同じく男性のお客様には「救いがないねえ」と。その数日前には女性のお客様が「本当に腹が立って仕方がなかった」と。「チェイサー」はお客様の声を聞いていたり、顔色をうかがっているだけで本当に様々な反応が伺えます。「救いがない」と言った方も、「腹が立つ」と言っていた方も、ちょっと青ざめていた方も、間違いなく映画としての面白さは認めてくれています。映画が面白く、入り込みすぎたがために、そういった反応になっているのです。そして、そこまで入り込むには映画館のスクリーンなのです。まだ、ご覧になっていない方、DVDでいいやと思っている方、「チェイサー」はスクリーンで味わうべき作品です。ぜひ、劇場に足を運んでください。それと、シネマート六本木の一歩気な映画たちもぜひ、ご覧になってください。

 

 

2009年6月 6日

「大秦帝国」始まりました!

前回のブログが「チェイサー」公開ですから、1か月以上のご無沙汰になります。その間、シネマート六本木&スタッフには本当に様々なことがありました。

さて、本日、「大秦帝国」が公開となりました。朝早くから、多くのお客様がおいでになり、PART1&2合わせて8時間半以上の一大歴史スペクタクルを存分に味わっていかれました。この日は3回上映ということで、夜の7時からはPART1を上映。11時を過ぎての終了後に、「今度はPART2ですね」とお客さんが声をかけて、帰られていく姿に、嬉しさがこみあげてきました。観終わったお客様はぐったりというより、マラソンを走り終えたかのように本当に満足げです。これだけでも作品の面白さが伝わってくるのになと個人的には思っているのですが・・・・。

大秦帝国オフィシャルサイトhttp://www.daishinteikoku.jp/

そういえば、一昨日、翻訳家の永井淳さんがお亡くなりになりました。中学生の頃に出会ったジェフリー・アーチャーの「百万ドルをとり返せ」、高校時代に本屋で見つけた「シューレスジョー」(映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作)の圧倒的な面白さ、そこから始まる「アイオワ野球連盟」(最高傑作でしょう)をはじめとするW.P.キンセラの諸作、ロアルド・ダールもやっていたよな・・・・など、私を翻訳小説の素晴らしさに導いた方です。自分もいい歳になりましたが、それゆえに影響をくださった方々の訃報が多いなと感じます。ご冥福をお祈りします。