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最新台湾ドラマ|Netflixドラマ「此の時、この瞬間に(原題:此時此刻)」、初のメイキング映像で3組の恋愛模様を公開

ニュース提供元:Netflix     


コロナ禍を背景に、台湾の各都市で交錯するラブストーリー「此の時、この瞬間に(原題:此時此刻)」が、11月10日からNetflixで独占配信される。リエン・イーチー(連奕琦)ら5人の監督をはじめ、「華燈初上 -夜を生きる女たち-」のドゥー・ジョンジャー(杜政哲)が脚本、シュウ・ジエカイ(修杰楷)が初めてプロデューサーを手がける「此の時、この瞬間に」には、20人以上の豪華キャストが出演し、10通りの愛の形を各話ごとに紡いでいく。今回は配信に先立ち、カップル3組のポスタービジュアルと舞台裏映像第1弾が公開された。

「此の時、この瞬間に」ポスタービジュアル1

「此の時、この瞬間に」ポスタービジュアル2

「此の時、この瞬間に」ポスタービジュアル3

ワン・ジン(王浄)とベラント・チュウ(朱軒洋)が主演する第1話「戀愛實境秀(恋愛リアリティーショー)」では、初対面の5人の男女が共同生活をする中で、それぞれ曖昧な関係に発展していく。恋愛リアリティー番組を通じて仲良くなったスチールモデルの夏瑋婷(ワン・ジン)と、カフェのバイトを掛け持ちするギター講師の張永(ベラント・チュウ)は、撮影終了後もコンビニでよく話をする関係に。ワン・ジンは、「ベラントは緊張感を感じさせない俳優で、演じている感があまりなく、本当に新しい友達ができたような感じです。若干の緊張や気恥ずかしさはありますが、とても新鮮です」とベラント・チュウとの共演について語った。一方、コーヒーのデリバリーがきっかけでプロデューサーの目に留まり、番組出演することになった張永を演じたベラント・チュウは、「張永は勇気があり、自分のやりたいことに専念しています。夏瑋婷には、初対面のときから強く引かれました」と自身の役を説明した。

ワン・ジン、ベラント・チュウ
Netflix

「舊的(古いもの)」で2組目のカップルを演じるのは、ビビアン・ソン(宋芸樺)とリン・ジェーシー(林哲熹)。UFOキャッチャーでのいざこざから交際に発展した二人の関係は、度重なる衝突により終わりを迎えるが、コロナ禍によって思いがけない再会を果たす。隣人が感染し住む場所を失った方若南(ビビアン・ソン)が、元カレのジョー(リン・ジェーシー)の家に転がり込んだことで、二人は再び過去の問題に向き合うことになる。ビビアン・ソンは「初めて脚本を読んだとき涙が出ました。とてもリアルなストーリーだと思います」と共感を示し、「この作品に出演できてうれしいです。ジェーシーは以前から知り合いで、ずっと共演したいと思っていました。言葉で多くを語らずとも息を合わせることができ、恋愛中やけんかのシーンなど共演を堪能しました」と語った。リン・ジェーシーは「ジョーは相手にいろいろしてあげたいのですが、その優しさは必ずしも相手にとっていいとは限らないんですよね」と劇中の関係性を説明。ビビアン・ソンとの共演については「撮影中はあまり相談することもなく、自然にやり取りができました。たまにアドリブで何か変えても、受け止めてくれました」と相性の良さを明かした。

ビビアン・ソン、リン・ジェーシー
Netflix

年下の同僚男性との恋愛模様を描く「真實故事改編(実話に基づく物語)」は、アリッサ・チア(賈静雯)とツェン・ジンホア(曽敬驊)が演じる。恋愛リアリティー番組のプロデューサー周莉文(アリッサ・チア)は、何かと気遣ってくれるアシスタントの王可杰(ツェン・ジンホア)に引かれているが、職場の目が怖くて踏み出せない。抱き寄せてくる王可杰に、目を赤く染めた周莉文が別れを告げるシーンが印象的だ。ツェン・ジンホアは「恋愛は誰もがそれぞれの問題に向き合わなければなりません。この物語が皆さんに考えるきっかけを与えることができれば嬉しいです」と語った。アリッサ・チアは「私より緊張しているジンホアを見て、逆に肩の力が抜けました。莉文は、弟のような王可杰に告白されてとても幸せだと思います」と語った。またアリッサ・チアの上司として、大物司会者のサム・ツェン(曾國城)も出演する。共演は20年ぶりという二人だが、アリッサ・チェンが手を握られるシーンもあり、その関係性が気になるところだ。

アリッサ・チア、ツェン・ジンホア
Netflix

アリッサ・チア、サム・ツェン
Netflix

台湾のさまざまな都市で人々が出会い交錯するラブストーリー「此の時、この瞬間に」は、11月10日からNetflixで全世界独占配信。


翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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