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最新台湾ドラマ|コロナ禍のラブストーリー「此の時、この瞬間に(原題:此時此刻)」クランクアップ、愛の「流行」は制御不能?

ニュース提供元:結果娯楽

    
百聿數碼

百聿數碼の新作ドラマ「此の時、この瞬間に(原題:此時此刻)」が1月12日、クランクアップの宣言とともにティザー映像を公開した。制作を手がけた百聿數碼は、「近年台湾ドラマはさまざま面で発展していますが、心を温め、我々が生きる時代を表現できるような愛の物語にもっと投資することを決めました」と意欲を見せた。

「此時此刻」には、「華燈初上 -夜を生きる女たち-」の制作チームが再び集結。プロデューサーは、ダイ・ティエンイー(戴天易)をはじめ、ジャン・ヤーティン(張雅婷)と俳優のシュウ・ジエカイ(修杰楷)。ドゥー・ジョンジャー(杜政哲)が脚本、リエン・イーチー(連奕琦)が総監督を務める。

キャストは、ワン・ジン(王浄)、ベラント・チュウ(朱軒洋)、ビビアン・ソン(宋芸樺)、リン・ボーホン(林柏宏)、リン・ジェーシー(林哲熹)、ツェン・ジンホア(曽敬驊)、パフ・クオ(郭雪芙)、テレンス・ラウ(劉俊謙)、Lulu(黃路梓茵)、デレック・チャン(張軒睿)、ヤン・ミンウェイ (楊銘威)、エスター・リウ(劉品言)、シュウ・ジエカイら、金鐘奨や金馬奨の受賞歴がある豪華キャスト13人が名を連ねる。


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ティザー映像で最初に登場するワン・ジンは、「撮影中はとても楽しい時間でした。心地いい環境で皆さんと共演することができ、お互いの息がより合ってきたところだったので、クランクアップだと思うと名残惜しいです」と話した。また本作で挑戦したことについて「ウィッグを着けたことです。ショートヘアに慣れているので、ウィッグ姿の自分を見ると、女装しているような感じがしました」と、茶目っ気たっぷりに笑った。


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また映像で、「何かいいことあったの?」と尋ねるワン・ジンに、「君と知り合えた」と王道の口説き文句で応えるベラント・チュウは、「生活に密着した役なので、演じるときはお互いが何をやっているのか把握でき、一緒に成長し、前進することができました」と語った。

司会者として第一線で活躍するLuluは、「本格的な演技は初めてだったので、本当に緊張しました。以前MVを撮影したときは、監督の指示通りにやりましたが、今回はプールサイドでのキスシーン。天気も良くて景色も綺麗だったので、思わずキスせずにはいられないという感じでした」と、ドラマ初出演の感想を明かした。一方、キスの相手役のリン・ボーホンは、「この男性が複数の女性を愛し、なぜそのような恋愛関係にあるのかを、視聴者の皆さんに理解させ受け入れてもらえるように表現することが自分の課題でした」と、遠慮がちに語った。


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「此の時、この瞬間に」は、全10ユニットから構成される一風変わったアーバン・ラブ・ストーリー。予期せぬ新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の流行により、世界中が移動を制限され、あらゆる歩みを止めることを余儀なくされた2020年以降を描く。私たちは多くの命の無常に直面し、家族や友人との関係を見つめ直してきた。監督のリエン・イーチーは「登場人物はどれも傑出しています。俳優一人一人の素晴らしい演技に感謝しています」、脚本家のドゥー・ジョンジャーは「コロナ禍の時代を描いたラブストーリーです。失ったものはたくさんありますが、このドラマが皆さんの心を癒やしてくれますように」と述べた。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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