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【最新ドラマin台湾】金馬奨5部門ノミネートの『査無此心』、チャン・チュンニンが15年ぶりにイーサン・ルアンと共演!

ニュース提供元:華映娯楽


9月末に発表された金馬奨ノミネートのうち、新人監督賞、美術デザイン賞、メイク&衣装デザイン賞、アクション賞、音響効果賞の5部門に選ばれたクライムサスペンス映画『査無此心(原題)』(仮訳:失われた心)。ティザー映像も公開され、ますます作品への期待が高まっている。クライム映画ブーム、再燃の兆しか。

メガホンを握るのは、「いつでも君を待っている」で金鐘奨の最優秀ドラマ監督賞を受賞したツァオ ・インティン(曾英庭)。主演のチャン・チュンニン(張鈞甯)が、『目撃者 闇の中の瞳』、『THE SOUL:繋がれる魂』プロデューサーのデイヴィッド・タン(唐在揚)と共同プロデュースを務める。

  『査無此心』チャン・チュンニンとイーサン・ルアン

チャン・チュンニンは、今作でキャスティングからスポンサー探し、マーケティングの企画に至るまで、真剣に取り組んだという。仲のいい友人であるイーサン・ルアン(阮經天)をキャスティングしたことは、作品の完成度をより高めることに繋がった。
二人の共演は、実に15年ぶり。

また、クロエ(項婕如)、ヨウ・アンシュン(游安順)、シュエ・シーリン(薛仕凌)、チェン・ウェイミン(陳為民)、ホアン・ドンフイ(黃鐙輝)ら演技派俳優のほか、タイの人気俳優サチー・アピウォンが出演する。

涙を流すイーサン・ルアン

一般公開に先立つティザー映像には、年越しを祝う花火の下で、銃を頭に向けるチャン・チュンニン、心臓がない身元不明の女性の遺体、切断された指、えぐられた心臓などが映し出され、暗く恐ろしい雰囲気が満ちている。最後に登場するのは、不気味な表情を浮かべながらタイ語を話すイーサン・ルアン。善人か悪人かの区別はつかない。

実は、撮影段階では『野鬼』(無縁仏)というタイトルが付けられていた本作。撮影後、「霊を題材にした作品ではない」という理由から、『査無此心』に変更したという。『査無此心』には、作品の軸の一つ「すべては『心』から始まる」という意味合いも込められている。『査無此心』は、2023年台湾公開予定。

花火をかかげるチャン・チュンニン

あらすじ
自宅で眠ることができず、おんぼろの車で体を休めるしかない刑事の呉潔(チャン・チュンニン)。生活環境を変えるため、現場の仕事からは離れる予定だったが、大晦日に起きた身元不明の女性惨殺事件が発生。上司(チェン・ウェイミン)の命令で、新人刑事(クロエ・シアン)とコンビを組んで捜査にあたることになる。やがて呉潔は、外国人労働者の違法斡旋業者(イーサン・ルアン)との関わりを突き止める。しかし真相に近づくほど、呉潔たちの身に大きな危険が迫っていた……。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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