去年からシネマート新宿&シネマート心斎橋でスタートした、劇場発信型映画祭「のむコレ」。11月3日からのスタートに向け、Cinemartでは「のむコレ2018」の見どころや裏話をお届けしていきます。
特集第3回は、シネマート新宿でイベント上映や貸館上映を担当し、「のむコレ2018」宣伝担当でもある宮森覚太さんにお話をお伺いしました。
※シネマート新宿・中根支配人もたまに登場します。

「のむコレ2018」公式サイト

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左端の赤い服を着ているのがシネマート新宿・宮森さん

― 宮森さんはシネマート新宿でイベント上映などを担当されていますが、いままでどういった企画を実施されてきたのでしょうか?

シネマート新宿・宮森さん(以下、宮森) 入社して何年目かはオールナイトの企画が多かったですね。今回の「のむコレ2018」でも『霊幻道士Q 大蛇道士の出現!』を上映しますが、2013年にキョンシーオールナイトを企画しました。映画『幽幻道士』シリーズとTVシリーズの『来来!キョンシーズ』を2夜連続で。その時、テンテンを演じたシャドウ・リュウさんがメッセージをくれたんです。最初は来日してほしかったのですが都合が合わず、その代わりにブログで「頑張ってください」って。

同じく2013年に「私立探偵 濱マイク」オールナイトやった時も、永瀬正敏さんが来てくださいました。永瀬さんはその時、お仕事で宮崎にいらっしゃったんですが、このオールナイトの為に宮崎から来てくださって。


とにかく2013年ごろはオールナイトをバンバン実施していました。番組編成担当の野村さんに「毎週のようにやってみたら?」と提案されて。内容は全部僕に任せてもらい、7月~8月は4週連続で土日はオールナイト上映でした。


― 新文芸坐(※1)さんみたいですね。
※1 新文芸坐:池袋にある名画座。ほぼ毎週末オールナイト上映を実施している。

宮森 その4週連続オールナイトは本当に大変でしたね。新文芸坐さんはすごいと思いましたよ。


― あと宮森さんといえば、社内では石井岳龍監督ファンという印象もあります。

宮森 石井岳龍監督のオールナイトも企画しましたね。繋がりも全く無いときに、メールでいきなり「上映させてください!」とご連絡して実現しました!


それ以降も何作品か上映していまして、今年4月にも1夜限りの復活上映ということで『ソレダケ/that's it』を上映し、石井岳龍監督、渋川清彦さん、村上淳さんにご登壇いただきました。

『ソレダケ/that's it』は、今のところ、毎年5月27日に1夜限りで上映させていただいてまして、毎年、渋川清彦さんをはじめ、監督、キャストの方には、お忙しい中来ていただいて、大変有難く思っております。

あと、音楽関連のイベントもやったりしています。PVやドキュメンタリーなど多方面で活躍するMAZRI Inc.さんと一緒に、朝の5時まで音楽系のドキュメンタリーや劇映画を上映しましたね。新井浩文さんや中村達也さん、渋川清彦さん、MASATOさん、豊田利晃監督、能野哲彦監督にもご登壇いただき、それこそフェスのような感じでどこから参加してもいいという企画でした。


― 現在携わっている「のむコレ2018」では、宮森さんは宣伝プロデューサーを担当されていますよね。

宮森 いえいえ、そんな大層なものではないです。劇場から、少しでもお客様に届けられればというだけです。昨年は、全く関わっていなかったのですが、「のむコレ2018」では、他の劇場発信型の映画祭とはちょっと違うことがやれればと思っています。シネマートらしく、オシャレじゃないというか...(笑)。

シネマート新宿・中根支配人(以下、中根) ははは、エンターテイメント色が強いってことね(笑)。そもそも新宿という場所自体がエンターテイメントの場所だと思うんですよ。新宿は、シネフィル向けでもオシャレでもなく、普通の兄ちゃんが楽しんで映画を観る、そういう場所だと思っています。「のむコレ」はそんな新宿の雰囲気に即したエンターテイメント色の強いラインナップかなと考えています。

宮森 チラシの習字のロゴとかね。ちょっと泥くさい感じがいいですよね。

― ホームページも手作り感がありますしね(笑)。

宮森 そう、手作り感。カッコよく言うとDIY(笑)。でもそういった雰囲気のある映画祭です。そもそもシネマート新宿も心斎橋も、劇場内の装飾がDIYなんですよ。先日『ストリート・オブ・ファイヤー』を上映した時も、こういう手作りの装飾を作りました。ご来場いただいたお客様にも面白がっていただけて、フォトスポットになっていましたよ。
こんなふうにちょっと敷居が低い、いい意味で"かっこつけなくていいんじゃない"という感じが「のむコレ」らしさかなと思っています。



― 「のむコレ」はほんとに劇場が手作りでやってる映画祭ですからね。そういった親しみやすさで言うと、今回の割引サービスは笑っちゃいました。これは宮森さんが考えているんですよね?『トリプル・リベンジ』のアンディ割(※2)とか、無理やりだなぁって(笑)。

宮森 いやいや、これは中根さんですよ!最初は(本作に出演している)アンディ・ガルシア似の人って考えていたんですけどさすがに難しいかな、って。それで中根さんに相談したら、「ガルシア...中日のピッチャーがガルシアだから、中日の...」というふうになっていって(笑)。

中根 それで「アンディっていえば安藤アナウンサーじゃん!」となり、じゃあ安藤さん割引でいきましょう、という話になりました(笑)。

※2 アンディ割:『トリプル・リベンジ』に出演している"アンディ"・ガルシアにちなみ、"安藤"さんは『トリプル・リベンジ』を1000円で鑑賞できるサービス。

― そういう気楽な雰囲気も、手作り感というか...(笑)。

宮森 ただのノリです(笑)。お客様がどう反応してくださるかなと思っていましたが、Twitterとかを見ると割引に反応してくださっている方が意外と多くて嬉しいんですよね。「ポニーテールは無理だけど、お札なら貼ってこうかな」とか。お札貼りたいっていう人結構いましたね。(※3)

※3 ポニーテール:『沈黙の達人』主演のスティーブン・セガールの髪形にちなみ、ポニーテールの人は1000円で『沈黙の達人』が鑑賞できるサービス。/お札貼りたい:『霊幻道士Q 大蛇道士の出現!』来場時に顔にお札を貼ってくると、ドリンク(Sサイズ)がプレゼントでもらえるサービス。


― 劇場窓口の様子も楽しみですね(笑)。

宮森 これから劇場のスタッフに、割引の見本をやってもらおうと思っています。ポニーテールはこれぐらいとか、股割りはこれ以上できたら1000円!とか。ニコケイはこれぐらい似ててほしい(※4)とか(笑)。

※4 股割り:『キックボクサー ザ・リベンジ』来場の際に股割ができたら、1,000円で『キックボクサー ザ・リベンジ』が鑑賞できるサービス。/ニコケイ:ニコラス・ケイジに似ている人は『コード211』を1000円で鑑賞できるサービス。

― そんなDIYなシネマートですが(笑)、最後に、シネマート新宿で宮森さんは今後どんなことをやっていきたいと考えていますか?

宮森 シネマートといえばやっぱり"韓国映画"ですよね。僕は、そこにレイトショーでは"音楽"や"カルチャー"という印象も強くしていきたいと思っています。新宿は交通の便も非常に良く、それができる立地でもあると思うんです。可能性はいくらでもあるなって。

― 昼と夜でずいぶん客層が全く異なりそうですね。昼のシネマート新宿と夜のシネマート新宿、2つの顔があるというか。

宮森 そう、それをやってみたいと思っています。DIYで(笑)。

<おわり>


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「のむコレ2018」
名作映画発掘フェスティバル「のむコレ」が、上映作品24 本にスケールアップして今年も開催︕
11 月3 日(土・祝)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋にて開催!
「のむコレ2018」公式サイト

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