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★イタキスMIK特集★【インタビュー】ディノ・リー




★★今までの「インタビュー(アジア)」はこちら★★



現在、フジテレビで好評放送中の「イタズラなKiss~Miss In Kiss」。本作で主要キャラクターを務める、ディノ・リーさん、ウー・シンティさん、アダム・ゴンさん、リコ・シーさんにインタビューを実施!毎週1人ずつ掲載していきます。ぜひ放送と併せて、お楽しみ下さい!


<第1回>
ディノ・リー(江植樹:ジャン・ジーシュウ ※原作:入江直樹)
1993年3月31日生まれ。182cm。2014年に歌手デビュー。台湾にて2015年の興行収入第1位となった大ヒット映画「私の少女時代Our Times」の出演をきっかけに大ブレイク。2017年公開予定の中国映画「雨衣」では板野友美の相手役に抜擢。本作のオープニング・エンディングソングの作詞・作曲・歌も担当している。


<第1回>ディノ・リー(江植樹:ジャン・ジーシュウ ※原作:入江直樹)
<第2回>ウー・シンティ(向月琴:シャン・ユエチン ※原作:相原琴子)
<第3回>アダム・ゴン(金支柱:ジン・ジージュウ ※原作:池沢金之助/金ちゃん)
<第4回>リコ・シー(呉子裕:ウー・ズーユー ※原作:松本裕子)



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― 「イタズラなKiss」は、これまで日本や台湾、韓国、タイなどで8度にわたり実写化された人気作品ですが、今回の出演が決まる前に、このマンガやドラマはご存じでしたか?

もちろん知っていました。
日本版では柏原崇さんが、台湾版ではジョセフ・チェンさんが演じたのが、多くの方の心に強く印象に残っていると思います。
みんな"イタキス"と言えば、妄想ですよね。自分を登場人物に置き換えて妄想するんです(笑)。


― 一番最初に「イタキス」を知ったのは、何歳の頃ですか?

10代の頃です。テレビのチャンネルを換えていたら、よく「イタキス」(※ジョセフ・チェン&アリエル・リン主演版)がオンエアされていました。多分、視聴率が良かったから、たくさん再放送されていたんだと思うけど、それで「イタキス」を見るようになって。
だから"惡作劇之吻(イタズラなKiss)"という名前はとても印象に残っています。


「イタズラなKiss~惡作劇之吻~」より。(C)2005 GTV原作:多田かおる「イタズラなKiss」(C)多田かおる/集英社



― 台湾ではジョセフ・チャンさんとアリエル・リンさんの共演で2005年に放送され、本作は約12年ぶりの台湾ドラマ化となりますが、本作に出演が決まって江植樹を演じることになった時のお気持ちを教えてください。

プレッシャーがすごかったですね。「は??」って、なりました。
だって前回のが大ヒットしましたし、全部が全部ヒットしていますから。
なので、まだ視聴者にとって今までの「イタキス」の印象が残っている状態で、江直樹(=入江直樹)を演じるのは...。

もしある日突然、直樹役をやることになったら、みんな最初は断るでしょ。
だからプレッシャーはすごく大きかったです。

でも自分にとっては素晴らしい挑戦のチャンスだと思ったので、少しずつ役作りに入っていきましたね。



― では、実際に演じてみてどうでしたか?

最初はキャラクターを掴むのに時間がかかりましたね。

それから、収録の半分を過ぎたぐらいから、脚本について監督に聞いてみたくなりました。
その頃にはもう自分が植樹になっていますから、その自分が言えないと思ったことや、できないと思ったことなど、キャラクターの気持ちをはっきりと伝えなければと思ったからです。

もちろん、どの版の直樹や金ちゃんにも異なった部分はあります。
だから僕は、今回の「イタキス」で自分たちのキャラクターをさらにハッキリさせるために、監督と話し合いをしなければならないと思いました。



― 先ほどキャラクターについて監督と議論したと仰ってましたが、思いっきり議論の出来る良い現場だったんですね。

はい。監督は本当にとてもいい人で、彼が私たちのドラマを磨き上げてくれました。

また、監督はすごくこだわりの強い方で。
撮影が始まったばかりの時は、彼が納得しなければ何度も撮り直したんですよ。
ひょとしたら、まだ今も撮り続けていたかもしれない...(笑)。

監督は僕たちに対しても、キャラクターの立場をはっきりと示してくれました。
だから、僕たち俳優もモチベーション高く撮影に臨めましたし、ちゃんと役について監督と話し合うことが出来ました。


― 今回演じられた"江植樹"といえば、まさに"ツンデレ"ですよね。今回、ツンデレ演技に挑戦されていかがでしたか?


実際、つらかったですね...。
僕は活発で自由奔放なタイプですが、江植樹は情熱を内に秘めたタイプで。しかも外見はとてもクールかつ冷淡で、どんなことにも感心がないようなキャラクターだったので。

だから、どうやってその性格を表現するかに、とても時間を使いました。
江植樹の表情はほとんど変化がなく、よく観察しないとわからないのですが、それでもずっと無表情というわけでなかったので、時間をかけてその表情を作り上げていきました。

この役をいただいてからは、とても練習しましたね。
それまでの僕は笑顔で相手を迎えることが多かったので...けっこう時間がかかりました。




― ディノさんはご本人はとても温かい人ですしね。
でも、ドラマを見て、クールな江植樹の役の中にもそういうハートフルな部分は反映されていたと思います。


外見の印象のこともあり、ドラマの中ではできるだけ笑わないように努力しましたね。
なのでずっと不機嫌な表情をしていました。

江植樹は言葉遣いが荒くて、相手をいじめるような面はありましたが、彼の心の中は、本当はとても温かいと思っています。"


― メイキング映像を拝見すると、みなさんとても若くて仲が良いと思いました。
撮影現場の雰囲気はいかがでしたか? 撮影中の印象に残っているエピソードがあれば教えてください。


クラスメイトのような感覚でしたね!
みんな、若手の俳優ばかりだったので、お互いに意見も言い合えましたし。

先輩後輩みたいな上下関係もなかったので、プライベートでも一緒に遊んだりして、とても楽しかったです。





― 本作では、オープニング曲/エンディング曲の作詞・作曲・歌唱も担当されましたが、作詞・作曲にあたり、意識したことがあれば教えてください。


オープニングテーマについては、「女性」からイメージしました。その「女性」とは、江植樹や金支柱が出会う、あの「女性」のことです(笑)。
彼女がラブレターを書こうとした日から、僕の曲も始まっています。

彼女がまだ自分のドキドキしている気持ちをラブレターに書き出せなくて、相手の男性からは、「うざったいからまとわりつくな」などと言われながらも、最後には自然とお互いの気持ちが通じ合っていく。
なので曲名は「討厭喜歡?」(訳:あなたを好きな自分が嫌になる)にしました。

エンディングテーマについては、江植樹の心情を描きました。
これはドラマのすべての脚本を読んでから書き始めたもので、だからドラマが始まった頃は視聴者の方は、これは江植樹の"本当は彼女のことを嫌いじゃないかもしれない"という気持ちだと思わないかもしれません。

でも僕が思うに、今回の江植樹は、彼女のことを嫌いではなくて、自分が彼女のことを好きだ、ということに気づいていないのだと思います。なので歌詞にも"君がいつから僕の心の中にいるのかわからない"と、向月琴にどうやって接していいかわからない江植樹の気持ちを綴りました。




― ディノさんから見て、作品の中で、「ここが一番!」と思うシーンを教えてください。一番感動的だったり、一番面白かったり、なんでもかまいません。


僕はファーストキスのシーンがとても美しかったと思います。



― 木ドンのシーンですね。

はい、木ドンのシーンです(笑)。

脚本に昼間と書いてあったので、撮影の時から不思議に思っていたんです。
僕としてはキスシーンは夜のほうがロマンティックじゃないかと。
だって、昼間にキスするのって、あまり感動がないって言うか。

だから監督のところに行って「どうして昼間なんですか?」って質問したんです。
すると監督が「上手くやるから信じてくれ」って。

それで撮影が終わって、そのシーンを見たら、夕日が山に沈む時のような逆光が上手く使われていて、僕が想像していたよりも遥かに美しいシーンになっていたのが印象的でした。





― 今回の作品とその他の作品の違いや、もっとも魅力的な部分について教えてください。

(近くにいたアダム・ゴンが「僕たちがいることかな(笑)」と発言し、)
怒られるよ(笑)


― いいえ、素晴らしいと思います(笑)。

違うところって難しいですね。だって、絶対に違いますから。
俳優が変われば、磨かれて出てくるものも変わります。だからどれが良いって比較はできないと思います。
それぞれの作品が扱っているエピソードはもちろん同じですが、キャラクターの個性などは変わっていると思います。

僕らの「イタキス」は時代も違いますからスマホを使っていたり、みんなの外見も違っていたりします。
だから役作りの準備の時も、今までの映像作品を見たら影響を受けてしまいすぎるかもと思って、マンガしか見ませんでした。



― 最後に日本のファンにメッセージを。


今回、このマンガでもドラマでもとても有名な「イタズラなKiss~Miss In Kiss」に出演することができて大変嬉しく思います。
僕らは新たな「イタズラなKiss」を作るために、とても真摯にこの作品と向き合い、理解してきました。
「イタズラなKiss」ファンの皆さんにご覧いただければ、キャラクターの違いや、作品の違いもきっと感じてもらえると思います。

もし、今まで「イタズラなKiss」をご覧になったことがない方も是非見てください!
これはとても面白く、見どころがたくさんある作品なので、これまで約8回にわたって映像化されてきました。

なので、ご覧になったことがある方もない方も、絶対に見てください!




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「イタズラなKiss~Miss In Kiss」

<DVD情報>



DVD-BOX1&2(各15,000円)好評発売中!
レンタルDVDvol.1~13 好評レンタル中




発売元:エスピーオー/フジテレビジョン
販売元:エスピーオー
Based on the original comic 『Itazurana Kiss』created by Kaoru Tada cKaoru Tada/ minato-pro,Mz-plan

公式HP:http://www.cinemart.co.jp/missinkiss/


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<放送情報>

地上波放送・配信決定!
●フジテレビにて 好評放送中!
毎週月曜26:35~27:35
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/missinkiss/index.html

●FOD配信にて10月20日(金)より完全版全21話一挙配信
http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4d16/

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