エスピーオーの厚東(こうとう)です。
はじめて書きます。

韓国で普段使われている紙幣。その中で最も高額の紙幣50,000ウォン札に描かれている人物が「サイムダン」(漢字では師任堂)です。
今年、イ・ヨンエ、ソン・スンホン共演のドラマ「サイムダン、the Herstory」も放映されますね。弊社でもすでに撮影現場のレポート記事をご紹介しています。

ちなみに、10,000ウォン札は今年BS-TBSで放送された「大王世宗(テワンセジョン)」の主人公・朝鮮王朝第4代国王・世宗(セジョン)です。ハングルを制定した人物としても有名ですね。

5,000ウォン札は李栗谷(イ・ユルゴク)という朝鮮時代の儒学者。1,000ウォン札は同じく、李退渓(イ・テゲ)という朝鮮時代の儒学者です。さすが儒教の国です。

自分なりに色々と調べながら、「サイムダン」が何故、今ドラマ化されるのか、今でも韓国で最も尊敬される女性とされるのかを考えてみました。


01.
子供のころから
才能を発揮していた。

韓国は儒教の影響もあって教育国家です。科挙が長らく出世への登竜門となっていました。現代でも、子供の頃からたくさんの絵本を買って、親が読んだり、子供に読ませたりして、世界一の英才教育国家なんて言われます。そんな中で、子供の頃から、絵の模写が実物よりうまかったというところが、子供の模範として教育効果があるかと思います。


02.
女性が主人公である。

「チャングム」「善徳女王」「チャン・オクチョン」など、日本でも女性が主人公の韓国時代劇が増えてきていますが、まだまだ男性主人公の韓国時代劇が多いです。その理由は、歴史文献に女性に関する記述が少ないことが影響していると言われています。ドラマファンのメインが、女性であることを考えると時代劇ももっと女性が主人公でいいような気がします。


03.
絵が上手である。

「ファン・ジニ」も、絵画と音楽が秀でているという描かれ方をしていますが、絵の才能に秀でていることが韓国の女性の憧れであったのではないかと思っています。確かに絵画も音楽も、他には真似できない才能をあらわすにはわかりやすいですね。サイムダンも女流画家という紹介をされることも多いようです。ドラマはどういう風に描かれるかはわかりませんが、「きれいな絵画」は出てくるのではないかと想像しています。


04.
夫(男性)に
強い態度で接している。

サイムダンは夫である李元秀(イ・ウォンス)が「科挙に合格するまで帰ってこない」と旅に出て、結局合格もせずに帰ってきた時に、自殺をほのめかして夫の自覚を促したというエピソードもあるくらい、苛烈に夫を支えているところも、尊敬される理由ではないかと思います。自分が亡くなる時に「再婚をしないでください」と夫に言うのも、芯の強い女性の証ではないでしょうか。そういうのが今求められているのではないかと思います。


05.
子供の教育が成功している。

英才教育国家の韓国で子育てに悩む人は多いのではないでしょうか。01.でも触れましたが、サイムダンは小さい頃から才能を発揮して、なお且つ子供たちを国一番の儒学者や女流画家に育てたということが、サイムダンを尊敬される女性に仕立て上げている大きな原因ではないでしょうか。このドラマでどこまで出てくるかはわかりませんが、教育方針については注目です。


06.
お札に描かれている人物である。

冒頭でも触れましたように毎日使っているはずのお札。2009年の新設紙幣なのでなおさら目に付いたり、最高級の価値のあるお札なのでありがたみもあったりと、お札にされたことによっていい印象が増したような気がします。広告の世界で13回同じものを見たら頭に無意識に刷り込まれるとか、GRPというテレビCMの価値をはかる基準なんかから考えると、物凄い広告効果です。媒体換算にするとびっくりするくらいの価値がお札にあるのではと思います。


07.
チャングムが韓国内外で
空前の大ヒットをした。

「宮廷女官 チャングムの誓い」は、韓国内のみならず日本・中国・東南アジア・中東までも大ヒットを飛ばし、「冬のソナタ」とともに韓流の代表となりました。世界各国から韓国人を知らない人までもが、チャングム=韓国女性という良いイメージを持ちました。チャングムがイ・ヨンエとともに理想的な女性イメージを国内外に発信したことが、サイムダンの人気を強化することにつながったのではないでしょうか。


(写真:サイムダンの絵画作品)

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