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【きゅんとあじあ】 ジュノ(2PM) 映画『二十歳』来日記者会見

今年の3月に韓国で公開され観客動員数No.1を獲得した大ヒット青春映画『二十歳』が、早くも11月28日に日本上陸! 先日のジャパンプレミア上映会に合わせ、本作で映画初主演を飾り、俳優としては初来日となったと2PMのジュノを迎え、記者会見が行われました。

漫画家志望の浪人生ドンウを演じたジュノのほか、女ったらしのフリーター・チホ役に「相続者たち」のキム・ウビン、平凡な大学生ギョンジェ役に「ミセン‐未生‐」で大ブレイクしたカン・ハヌル。
それぞれに悩みを抱えながら、絶対的な信頼で結ばれた男子三人組を、今最も旬な若手俳優たちが抜群の演技力で魅了していく青春グラフィティ『二十歳』。
この記者会見の模様をレポートいたします! 最後の動画もお見逃しなく!

ジャパンプレミアに続きMCを務めた古家正亨さんの呼び込みで、ジャパンプレミアの夜の部を終えたばかりのジュノが会見場に登場。ふりそそぐフラッシュに笑顔で答えます。
着席後、まずは古家さんからの代表質問が始まりました。




-今回は俳優として国際フォーラムAに登壇されましたが、2回の舞台挨拶の感想は?
これまで2PMのジュノとして、ソロでは2年前の「キミの声」ファイナル、昨年の「FEEL」ツアーもここで行いましたが、俳優として一人でこのステージに立って、ドキドキ、ワクワクしたし、緊張しましたが、とても楽しかったです。

-漫画家志望の浪人生ドンウという役を演じるにあたり、どのような役作りをしましたか?
ドンウは夢があるけど現実にぶつかって夢を諦めるというキャラクターです。
誰にでも夢があり、誰もが夢と現実の狭間で葛藤して悩むことがあると思います。
ドンウの悩みは僕にもよく理解できました。
役作りにあたっては、ニュースを見たり、周囲の色々な人から話を聞きました。大学進学の費用を稼ぐためにアルバイトをしている人もいました。大学に行くためには韓国では登録金が必要です。そういう社会的な話を聞き、練習生の時の感情を思い出しながら、役作りをしていきました。

-この『二十歳』の魅力は?
タイトルにもあるように、三人の友情の物語であり、社会にでたばかりの初々しい二十歳の若者たちの青春物語です。学校という守られた場所から出て、社会の中でひとつずつチャレンジしながら壁に突きあたっていくところに、この作品の魅力があると感じました。

-共演のキム・ウビンさん、カン・ハヌルさんとは同い年ですが、撮影中のエピソードなどは?
僕たち三人は本当に同い年だったので、ぎくしゃくした感じや、ぎこちなさは全くなかったです。
最後のハイライトの中華料理屋でのシーンは、三人の息がとても合っていて、動きにもシナジー効果が出たシーンで、とても面白いシーンが撮れたし、撮影も楽しかったです。
社会に出る直前の最後の大暴れがウィットをもって撮られていて、愉快でもあり、必死にもがいている姿が切なくも感じられる魅力的なシーンになっているので、注目してください。

-親友の存在は、ご自身にとってどういうものですか?
自分を守ってくれる囲いのようなものだと思います。最も信じることができ、頼ることができる。
2PMのメンバーは家族であり親友である存在です。彼らの中にいる自分が本来の姿だと思います。親友とは、正直に、ありのままの姿でいられる存在だと思います。



-自分が大人になったなと思った瞬間はありましたか?
実は僕は大人になったと思ったことが一度もないんです。まだ子供だと思っています。
まだまだ学ぶべき事、やるべき事、やり遂げたい夢がたくさんあります。それをひとつひとつ叶えることによって、大人になれると思います。

ジャパンプレミアでは、ファンを前にして、ちょっと強気な言葉も見られたジュノですが、こちらは記者会見ということで、やや大人っぽく、丁寧に回答していました。
続いては記者質問。一転して、ジュノのキュートな一面が炸裂します!

-主人公の三人の中で、自分に一番似ていると思うキャラクターは?
ひとりを選ぶのは難しいですね。それぞれの姿が僕の中にもあると思います。
ドンウのように、夢と現実の狭間で悩み葛藤した時期もありましたし、キョンジェのように、経験不足で不慣れで未熟だった時期もありましたし、チホのように、世の中に自由を求め夢を探し求めていた部分もあったので、誰かひとりに似ているというのは難しいと思います。

-ドンウが年下の女の子からアプローチを受けますが、年下からのアプローチはいかがですか?
なんとお答えしていいか......とても恥ずかしいです。
答え方が難しいのですが......どんな状況であれ、OKです。はい......

-どんなアプローチを受けたいですか?
うん......チョットムズカシイデス。
この映画みたいに、突然バックハグされたら、驚くと同時にとても嬉しいと思います。



-女性にどういうことをされたらドキッとしますか?
ハァ......
あ~......
う~ん......
状況によって違うと思いますが...う~ん......
ただ目を合わせるだけでドキッとすると思います。
じっと見つめられている状況ではなく、なんとなく目が合っているような、合っていないような、でもすれ違いざまに目が合ってしまうような、そんな視線にドキッとすると思います。
話しかけたくなりそうですよね?

ようやく絞り出した答えは、映像が思い浮かびそうなシチュエーションですね。
最初に長い間困って沈黙しているジュノの表情に記者席から笑いがおこり、とても和やかな空気になりました。
さて、あっという間に最後のメッセージです。

-最後のメッセージ
『二十歳』は三人の友達同士の、ドタバタがあるなかで成長していく姿を描いた映画で、
夢を追い求め、愛について真剣に悩む、そんな二十歳の初々しい姿が、ウィットもあり、きわどいセリフがあっても、笑いながら観られる作品になっています。皆さんたくさん愛してください。



フォトセッションも終わり、舞台から降りる寸前のこと。
ニヤリといたずらっぽい笑顔を浮かべたジュノは、歩きながら記者席に向かってハートマークの置き土産! 油断していたカメラマンからは、なんともいえない声が漏れていました。
我々も完全にカメラを下していて、「しまった~」と地団駄を踏んでいましたが、動画に辛うじて一瞬だけ映っていました~(半欠け?)

その記者会見の動画がこちらです!










『二十歳』は、ジュノが言うとおり、笑えるところもありながら、ほろ苦かったりして、性別を問わず誰もが共感できる、とっても素敵な青春映画。何でも観たくなるような作品です。
(香港映画ファンが「おおっ!」と思うワンシーンもあります)
映画紹介は、また改めて!(文:村野奈穂美)


『二十歳』(公式サイト
11月28日(土)より、シネマート新宿 シネマート心斎橋 ほか全国ロードショー
配給:NBCユニバーサル・エンターテイメント


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