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【きゅんとあじあ】 ジュノ(2PM)登壇! 韓国映画『二十歳』ジャパンプレミア上映会

9/23(祝)、東京国際フォーラム ホールAにて、『二十歳』のジャパンプレミア上映会が行われ、映画初主演となる2PMのジュノが舞台挨拶に登壇しました!

ジュノ(2PM)、キム・ウビン(「相続者たち」)、カン・ハヌル(「ミセン-未生-」)と、若手実力派俳優による共演作として期待を集め、韓国で300万人以上の動員を記録した『二十歳』。
日本でどこよりも早く本作が観られるうえに、ジュノが登壇するというスペシャルイベントとあって、会場に集まったファンは2公演で1万人!!

MCの古家正亨さんの軽快な進行も楽しく、かわいいジュノの表情をたくさん引き出してくれました。ここでは夜公演の模様をレポートいたします。(写真は昼公演のものになります)



■前半は全部日本語!のトークタイム

机とイスが置かれただけのシンプルなステージに、遂にジュノが登場!
カジュアルスタイルの昼公演と違い、白いタートルネックの上に紺のブレザー、グレーのパンツに水玉のソックス、そして革靴という、高校生を意識したような衣装で登場したジュノが、大歓声の中ご挨拶。
「みなさんこんにちは、2PMのジュノです、ようこそ二十歳ジャパンプレミア、たくさん来てくださってありがとうございます」
「トークの内容は違いますので、夜の回も......おん?......」
どうやらカンペを見失った様子。会場から「かわいい~」という声が飛ぶ。
「はい...はい...」とカンペを目で追うものの、結局は...「じゃ、さっそく始めましょうか!」。

MCの古家さんから、「俳優のジュノさんです」と改めて紹介され、トークタイムがスタート。

-この会場は、ライブでは立ったことがありますが、俳優として立った気分は?
何もないステージで、ちょっとさみしいです。普段はセットとかダンサーとか色々、ありますが...
今日は(机とイスを見る)、これだけ...

「ジュノさんがいれば、みなさんは十分ですからね~」と古家さん。

-夜の回はこれから映画が始まるので、あまり詳しくは...
はい、何も話せない。まだ観てない方もいますから。
映画のことは全然、話したくない。

-いやいや、イベントが成立しなくなるので...ちょっとは映画のことにも触れて...
じゃあちょっとだけ。味見程度で

-すごい表現知ってますね(笑) それでは味見程度で、まず映画の魅力は?
うーん、二十代の三人の友達の青春を描いた映画です。

-『二十歳』というタイトルですからね...
(二十歳という)ただそれだけで、それが、魅力だと思います。
ここからは韓国語で。。
この映画は、主人公たちが社会に出たばかりの時点を描いています。
何かを新しく始める勇気もないし、慣れてもいない。新しいチャレンジ、門出を描いている。
ぼくにはそれがとても美しく思えます。
みんな夢を追い求めていて、様々な試行錯誤があり、二十代には辛いことのように思えます。
でもそのチャレンジしている姿は充分に美しいと思います。
彼らの初々しく、瑞々しい姿が魅力だと思います。

-男子目線でも、うなずくことが多かった映画でした。
もちろん男性的な面が表現されていたり、映画的な表現や過剰な部分もあると思いますが、誰にでも共感できる部分があると思います。
みんなで集まって異性の話で盛り上がったり、夢や悩みについて語り合うという部分は、(男女問わず)皆さんに共感してもらえると思います。





-昼公演とは分け目も違って、ドンウを意識した髪型になっていると思いますが...
これは、成功したドンウバージョンです。(会場から拍手)
カミガタモ、ミリョクダトオモイマス。

-ドンウとご自身と重なる部分は?
映画の中のドンウと今の僕は違うと思われるかもしれませんが、誰でも夢を持っている人なら、共感できると思います。
どうやって夢を実現させていくのか?現実との狭間で葛藤したり、迷っている姿。
僕自身にもドンウと同じような悩みを抱えていた時期がありました。
ドンウよりも少し早く、17歳の頃にそういう悩みを抱えていました。
この夢を叶えるためには、僕には何が必要なのかを、真剣に考えていた時期があったので、それがドンウと僕との共通点だと思います。

-共感できる部分がたくさんあったということですね?
ソウデス。今ここで話し出したら止まらなくなって全部話してしまいそうです。
2時間、映画について語っているかもしれませんよ。

会場からは「それでもいいよ~」という大拍手。「それはそれで嬉しいですけどね」と古家さんが言うと、「あ、そういう意味の拍手なんだ」とジュノ。





■共演者からのメッセージ

-実際に同い年というキム・ウビンさん、カン・ハヌルさんとはその後も会っていますか?
彼らも本当に忙しいのでなかなか頻繁に会うことはできないけど、連絡を取り合って、近況報告をしています。先日の韓国のコンサートに二人が見に来てくれて、有り難かったです。


カン・ハヌルからのメッセージビデオ
「2PMのステージしか見ていなかった時は近寄りがたいイメージでしたが、ジュノから話しかけてくれました。出身が近いこともあって、仲良くなりました。エンターテイナーで、タレント性のある人だと思います」

キム・ウビンからのメッセージビデオ
「深みがあって、心が温かくなる人です。そういう友達に出会えてうれしいです。カン・ハヌルはグループメールを読んでもくれない(笑) 『監視者たち』も見たけど、正直で、演技が上手くて、才能がある人だと思う。僕が会った時は、すでにドンウだったよ」

イ・ビョンホン監督からのメッセージ
「エネルギーに満ち溢れていて、感情移入して役に挑んでいました。疲れた様子も見せませんでしたよ」


-2PMで表現してきたものが、演技者として役立っているところはありますか?
それは確かにあると思います。
皆さんの前で歌ったり踊ったりするのはライブでやるものですが、演技は決まった空間、時間の中で、カメラの前でやるものです。環境は大きく違います。
でも上手くやれるという自信、心構え、周りを気にせずに自分に集中して現場に臨むことができるという心のゆとりは歌手活動で培われたもので、映画の現場でも役立っていると思います。

-初めて演技した時に、間違えてカメラ目線で演技してしまったことは?
ありません。(笑ってから)まさか、七三分けでカメラにウィンクはできませんよね?
幸いにも、そういうミスはありませんでした。



■ファンとの交流でキュートな魅力が炸裂!

映画『二十歳』お気に入りシーン再現コーナー!ということで、2シーンの再現演技を間近で見られる権利と、さらに、パンフレット、映画鑑賞券のプレゼント抽選で5名が選ばれます
イスから立ち上がって、前屈して気合を入れるジュノ。

鑑賞券のサインが切り取り線をまたがってしまっていることを突っ込まれると、
「すみません、考えてなかったです。あ~、ひどいですね~、あ~」と反省する姿に和む。
(ちなみに、抽選会中のやり取りはまた日本語です)

昼の回は抽選箱がジュノにより破壊されるという一幕があったようで、
「ぼくがやったことではありません。これが弱い。この箱のせいです、信じてください(笑)」

ジュノはどうしても遠くの2階席を当てたいようで、「2階、2階」と言いながら箱を中の半券を混ぜ混ぜ。
「お!(にこっ)」というので、ついに2階席か?と思ったら、「出た~。前の方...(苦笑)」

古家さんが「壊れますよ、壊れますよ」と言って箱を押さえるくらい真剣に、混ぜ混ぜ。
ジュノが「1階...」と読み上げるたびに、固唾を飲んで見守るファンから、落胆のため息や笑いが漏れていました。



抽選が終了すると、「2階はありますか?(箱をのぞき)あ~~~見えたぁ...」
悪いのは僕か...という感じのジュノがかわいい。

当選者がステージに移動する時間を使って、また貴重なトーク。


-演技者人生の中で、この作品はどんな位置づけですか?
今回は僕にとっては初の主演作ですよね?
前作の『監視者たち』や『峡女』でも一生懸命やりましたが、今回は更に愛着を感じています。
何よりも、すばらしい二人の友達(チングと言っていました)に会えて嬉しかったし、素晴らしい作品になりました。

当選者がそろったところで、再現シーンの映像が流されます。
ひとつ目は、「ふぉー!」のシーン。(映画をお楽しみに!)
ジュノと会場が協力して、「後悔しないな?」「後悔しないぞー」という掛け合いから、「ふぉー!」というくだりを再現します。

ふたつ目は、ジュノのスマイルシーン。
「韓国ではこのジュノスマイルが究極の笑顔と言われていて、三日月形の目を見るたびに"福が来た"と言われるほどだそうです。福の神だと思ったら拝んでもいいですよ」と古家さん。

「2PMでも6人で色々やっていますけど、今日は特に恥ずかしいです」とジュノ。
そして、「福をあげます」と宣言。
古家さんの「1,2,3」の合図で、福の神が両頬を手で挟んで、ぎゅっと笑います。
ジュノスマイルが炸裂すると、会場からは「いやー」と悲鳴に近い大歓声が。



続いてパンフ当選者への贈呈。
ひとり目と握手した後、手の甲にキスするふりをすると、会場から悲鳴が。
ふたり目との握手では、頬ずりするふり。ここでも悲鳴。
もう完全に、確信的です。そして当然、三段落ちならぬクライマックスが待っています。

古家さんが「最後は使えないチケットですよ~」と当選者を呼び込みます。
ジュノが「使えない? 使えないけど、受け取ってください」と言って、チケットを渡す。
フィニッシュは...ハグ!
もう会場の皆さんは、絶叫するしかありません。

最後はまた日本語で挨拶。
「今から映画が始まります。若者の友情と愛と夢を描いた作品です。
皆さんの青春の思い出を思い出しながら、楽しんでください。
また2PMのコンサートが10月にあります。今、韓国で練習しています。一生懸命準備しますから、楽しみにしていてください。まずは『二十歳』、楽しんでください」

今回の舞台挨拶でも、ちゃんと準備してきてくれたんだな~という姿が見えて、こういうのって嬉しいですよね。

名残を惜しむファンのジュノコールの中、ジュノが退場。
去り際に古家さんに会釈をしていったジュノの人柄に、ちょっと感動してしまいました。

この後行われた記者会見の様子は、動画を交え、また改めてご紹介いたしますのでお楽しみに!(文:村野奈穂美)





作品情報
『二十歳』(公式サイト:http://www.kandera.jp/sp/hatachi/
11月28日(土)より、シネマート新宿 シネマート心斎橋 ほか全国ロードショー
配給:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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