みなさん、こんにちは。シネマート六本木 元支配人の村野です。
8/11(火)に、西武プリンスドームで開催された〈KANOデー〉に行ってきました!

西武球場前駅で電車を降り改札を抜けると、球場前広場にはKANO関連のパネル写真や、映画で使われたユニフォーム、小道具が展示されていました。
そして優勝旗も! シネマート六本木で展示していたやつかもしれませんね~

フードカーでは、台湾出身の郭俊麟(かくしゅんりん)投手オススメの「ルーローファン弁当」(完売で食べられず)や、「ヤクルト緑茶」を販売しています。
(実はヤクルトの到着が遅れヤクルト待ちとなり、試合中に販売開始というひと笑いも)

ここはドームの下に空間があり外が見えるので、野外球場のような雰囲気も残っていて、とても気持ちのいい球場だなと思いました。ピッチでは選手たちが試合前の調整を行っています。

でも気持ちいいとか言いながら、緩い勾配のせいか、足はなかなか前に進まない。
この日は、球場の表やら裏やら、右へ左へ、上へ下へと、老体に鞭打って「彼」を追いかけることになるのでした...


■トークショー(ほぼ完全採録)
球場入口前の特設ステージにはたくさんの人だかりができ、ゲストを待ちかまえています。

MCは、台湾予選の実況担当として映画『KANO~1931海の向こうの甲子園~』に出演されている、文化放送の斉藤一美アナウンサーです。シネマート六本木で『KANO』を上映した際にも、トークショーにご登壇いただきました。野球目線の『KANO』解説はとても深くて面白く、また観直さなきゃ!と思わされました。
斉藤アナウンサーのKANO愛が伝わる映画紹介が終わると、いよいよ「彼」の登場です!

KANO』で、エースピッチャー・呉明捷(ごめいしょう)=AKIRAを演じた、曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)です!!
彼が登場すると、観客から「AKIRA!」の声がかかりました。

黒い長袖のシャツから白いTシャツを覗かせ、黒いパンツ姿の彼。
現役の野球選手とは思えないほどスリム。ユニフォーム姿の時より、ぐっと細さが際立っています。そして顔が小さい!

「曹佑寧さんは、台湾の輔仁大学に籍を置くアマチュア野球選手。ポジションはセンター。右投げ、右打ち。現役のアスリートでもあります。台湾大学選手権を2014年に制覇。去年11月には、21歳以下のワールドカップ(第1回 IBAF 21Uワールドカップ)で、台湾代表不動のトップバーターとして、アベレージ4割8分6厘を記録! なんと日本代表を破る世界一に貢献しました! 現西武の郭俊麟(かくしゅんりん)投手とは元チームメイトで、先程旧交を温めたばかりです」
斉藤アナウンサーのまたも見事な紹介を受け、トークショーが始まりました!
KANO』の主題歌「風になって~勇者的浪漫~」を歌うRakeさん・中孝介さんもご一緒です。

「これだけの選手がなぜ、映画に出演することになったのでしょうか?」
曹:小さいころから野球をやっていて、今回映画のオファーをいただき、何とかやってみようと思い引き受けました。

「オーディションに合格した時の、ご両親の反応は?」
曹:映画出演に関して、両親は前向きでした。なかなかない機会だし、野球がテーマなので、お前にはぴったりだと応援してくれました。

「演技のトレーニングは大変でしたか?」
曹:一番難しかったのは、投球のフォームです。「大きな鳥がはばたくように」という、監督からのリクエストがあって。でもなかなか羽ばたけず苦労しました。

「ご存知のプロ野球選手をイメージして真似をした部分はありますか?」
曹:日本の選手では、野茂英雄選手です。とても参考にさせてもらいました。

ここで斉藤アナウンサーから「再現してもらえますか?」というナイスなリクエスト。
観客の歓声を受け、照れながら投球フォームを再現する曹佑寧。

「ちょっとまだ遠慮がちですね~」
曹:待っててください。だって...この後始球式があるから...


Rakeさん、中さんからは、『KANO』の最も印象的なシーンに関して。

中:永瀬正敏さん演じる近藤監督が、選手のことを馬鹿にされた時に、本気で怒ったところですね。選手たちへの愛をものすごく感じて、感動しました。僕も小さな島の出身なので、コンプレックスがあって、でもいつか奄美大島に恩返しができたらと思っています。

Rake:4、5回観ましたが、決勝戦での、曹君が演じる呉明捷の最後の打席ですね。彼の行動に、他の選手たちが呼応していく。勝ち負けを越えた選手の一体感を感じて、ぐっと来ました。
試合はそこで終わるけど、みんなの想いは未来に続いて行っている。その感じが好きでした。

曹:僕も同じで、最後の打席のシーンですね。

「ボールが血染めになっても投げ続けるシーンがありますが、本当に割れていたのではと思うくらいリアルでしたが?」
曹:そこまではいかなかったのですが、何度も何度も投げないといけないので、血豆ができました。血豆ができれば、もうリアルってことでしょう(笑)

Rakeさんからは主題歌のエピソード。
Rake:プロデューサーのウェイ・ダーションさんの中には、日本の方にも観てもらいたいという思いがあったようで、日本のミュージシャンに曲を書いてもらおうという考えがあったようです。そしてたまたま僕の「100万回の「I love you」」という曲を聴いてくれていて、僕に声をかけてくれました。
僕も、三民族が一体となって、想いがひとつになる姿を伝えたくて、5曲くらい書いたんですが、
「もっとピュアで、まっすぐで、未来につき進んでいく感じがいいんだ」と何度もオーダーをもらって、最後に生まれたのがこの歌でした。

ウェイさんが監督した『海角七号』にも出演されている中さんには、台湾映画の印象を。
中:すごく懐かしい気持ちになりますよね。幼少期を思い浮かべたり。日本人が知らなかった、日本人と台湾人の関係性が投影されているところですね。

「曹さんは国民的な人気となりまして、近藤監督を演じた永瀬正敏さんと共演した緑茶のCMや、洗顔料、シャンプーのCMに出演しています。洗顔料やシャンプーのCMはチョイ悪な感じなんですよね? ちょっとやってもらいませんか?」

またまた、ナイスな振り! 曹くんは照れながらも洗顔料で顔を洗う演技をしてくれました。


会場からは「可愛い~」という声が。本気で可愛かったです!
(ちょこっと見えるアゴ髭は、ちょい悪感を出しているのかな? でもどうしても爽やかさが勝りますね)

「そんな中、大学野球はひたむきに続けて両立しています。6月下旬には台湾代表としてアメリカ遠征に参加。7月上旬には韓国光州で行われた大学生のオリンピック、ユニバーシアード競技大会に出場。アメリカ戦は延長10回、5対3で台湾代表が勝ったのですが、5打数2安打2打点1盗塁! 決勝は日本とだったのですが、雨天中止で両国優勝となりましたね。日本と戦いたかったですか?」
曹:もちろん戦いたかったです。とても残念です。

「永瀬正敏さんはじめKANOの皆さんも、あなたが野球と俳優を両立させることを強く希望しています。二刀流といっても普通は、投げて打つ、です。曹さんはそこに演技を加えようというわけですから!とにかく、あなたの活躍、とりわけ、日本球界への入団をお待ちしております!
それでは、スピードスター兼ムービースター、曹佑寧さん、最後の挨拶を! 」
曹:後ほど始球式で投げますが、非常に緊張しています。応援してください!

会場からは「加油(がんばって!)」という声援が飛び、曹佑寧は笑顔で手を振りステージを後にしました。

斉藤アナウンサーのむちゃぶりも拒否せず、恥ずかしがりながらも応じる姿は好感度大だし、その素直さで、どの世界でも愛されていくんだろうなと確信しました。
素直さは最大の武器! 頑張れ!

ちなみに最前列には、曹佑寧が演じた呉明捷投手の実の姪御さんもいらっしゃったそうです。


始球式の模様はvol.2にて!お楽しみに!(文:村野奈穂美)

『KANO』本編はこちら!


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